向井理:“そろばん侍”役に苦労

土曜時代ドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」の会見に登場した向井理さん
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土曜時代ドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」の会見に登場した向井理さん

 俳優の向井理さんが14日、東京都内で行われたNHKの土曜時代ドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」の試写会後の会見に登場。ドラマは、向井さん演じる主人公の侍・唐木市兵衛がさまざまな家に雇われ、会計を預かって家計の立て直しをしていくという時代劇で、向井さんは「(自身の役は)今でいう公認会計士で、そろばんと知恵で向き合っていく、新しい時代劇になっていると思います」と語った。

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 そろばんを使う撮影では、「現在のそろばんと違って、(たまが)上が二つ、下が五つだったり、10進法ではなかったり……。(計算するシーンは)吹き替えなくやれと言われまして、計算が難しかったり、結構なスピードでやらなくてはいけなくて。そろばんの先生から『吹き替えがないのは初めてで、大変ですね』と言われ、ざわざわとしました」と苦労を明かした。

 会見にはお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さん、女優の村川絵梨さんも登場。ドラマ初共演の向井さんの印象について、原田さんは「向井君はこの世界の前にいろいろとやっていて、飲食をやられていたときに僕が客として行って、お会計をしてもらいました」と明かすと、向井さんは「領収書を書きました」と話して報道陣を驚かせていた。

 ドラマは、時代小説作家・辻堂魁さんの「風の市兵衛」シリーズが原作。主人公・唐木市兵衛が得意のそろばんで、武家、大店などを渡り、風のようにしなやかな剣で悪を退治していく時代劇。全9回予定で、19日からNHK総合で毎週土曜午後6時5分に放送。

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