西郷どん:30秒の超高速「桜田門外の変」に反響 「あっさりし過ぎ…」の声も

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第20回の「桜田門外の変」シーン (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第20回の「桜田門外の変」シーン (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第20回「正助の黒い石」が27日に放送され、幕末の歴史的事件「桜田門外の変」が描かれたが、わずかな時間での描写だったため、視聴者から「桜田門外の変、短かっ!」「随分とあっさり」「あっさりし過ぎ」「超高速」など驚きの声が上がった。

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 「桜田門外の変」は、大島で愛加那(二階堂ふみさん)と幸せに暮らす吉之助(鈴木さん)の元に文が届いたところからいきなり転換し、スタートすると、わずか30秒足らずで終了した。大老・井伊直弼(佐野史郎さん)が水戸の脱藩浪士らに襲われ、命を落としたことに対しては、井伊家の先祖・直虎が主人公だった昨年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」のファンから、「なんか複雑」「いろいろと切ない」などの意見も見られた。

 また第20回では、島津斉興(鹿賀丈史さん)が亡くなり、久光(青木崇高さん)が“国父”に。SNS上では「威厳が出てきた」「人相が変わった」「急に調子乗りはじめた」と、その変化に反響があり、斉興や久光に近づいたことは全て、吉之助を1日も早く島から呼び戻すためだったと判明した正助(瑛太さん)の行動や本心には「かっこいい」「今週は大久保正助回」「西郷どんではなく大久保どん」との声もあった。

 第20回「正助の黒い石」では、薩摩では幕府や藩政に対して藩士たちの不満が高まる中、島津斉興(鹿賀さん)が亡くなり、久光(青木さん)が国父として藩の権力を握る。薩摩を変えたい正助(瑛太さん)は、久光に急接近。少しずつ信頼を得ていく。しかし、有馬新七(増田修一朗さん)らは、正助のやり方が気に入らず、対立を深めると、脱藩を口にする者が続出。正助はなんとか仲間の暴走を水際で防ぐことに成功するが、江戸では、大老・井伊直弼(佐野さん)が桜田門外で水戸の脱藩浪士らに襲われ、命を落とす……という展開だった。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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