上野樹里:結婚後初連ドラで小児外科医に 主演・山崎賢人、藤木直人と初共演

新ドラマ「グッド・ドクター」に主演する(左から)上野樹里さん、山崎賢人さん、藤木直人さん (C)フジテレビ
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新ドラマ「グッド・ドクター」に主演する(左から)上野樹里さん、山崎賢人さん、藤木直人さん (C)フジテレビ

 女優の上野樹里さんが、山崎賢人さんが主演するフジテレビ系連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)に出演することが2日、明らかになった。上野さんは、山崎さん演じる自閉症スペクトラム障害でサヴァン症候群の青年・新堂湊がレジデント(後期研修医)として飛び込む小児外科の臨床医、瀬戸夏美を演じる。また夏美たち小児外科医を束ねる科のエース・高山誠司を藤木直人さんが演じる。3人が共演するのは今作が初めて。

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 上野さんは2016年5月の結婚後初、同年1月期以来、2年半ぶりの連続ドラマ出演となる。同局系のドラマ出演は「素直になれなくて」(10年4月~6月)以来、8年ぶり。医師役は「アリスの棘」(TBS系14年4月期)で演じた消化器外科医以来2度目となる。

 上野さん演じる夏美は、正義感が強く勝ち気で明るい性格である半面、人に弱みを見せられない性分。もともと小児外科医を目指して医師になったため、激務もいとわず、患者の子どもたちからは太陽のように慕われている。同時に、まだまだ駆け出しで、難しい手術の執刀経験がなく、早く一人前になりたいと強い思いを抱いている人物。

 藤木さんは、今作で医師役でのドラマ出演は10作目となり、これまで神経内科医、脳外科医など、さまざまな分野の医師を演じてきたが、小児外科医は今作が初めてとなる。

 藤木さん演じる高山は、医師としての腕は誰もが一目置くほどに優秀で、小児外科医としては日本トップクラスの腕前の持ち主。清廉潔白な人柄で、何があっても部下だけの責任にしない姿勢から、人望と信頼は厚いものの、自分にも他人にも厳しく、叱ることはあっても褒めることはないため、部下からは恐れられている。

 そのほか、小児外科長・間宮啓介役で戸次重幸さん、理事長・東郷美智役で中村ゆりさん、看護師・橋口太郎役で浜野謙太さん、副院長・猪口隆之介役で板尾創路さん、院長・司賀明役で柄本明さんが出演する。

 山崎さんがフジテレビ系ドラマ初主演で医師役に初挑戦する「グッド・ドクター」は、2013年に韓国で放送された同名の連続ドラマが原作。自閉症スペクトラム障害でコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊(山崎さん)が、医師全体で0.3%しかいないという小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながらも、子どもたちの心に寄り添い、成長していく姿を描く。

 脚本は、連続ドラマ「海月姫」「刑事ゆがみ」などの徳永友一さんと、「刑事ゆがみ」「好きな人がいること」などの大北はるかさんが手がける。また山崎さんが出演した“月9”ドラマ「好きな人がいること」を手がけた金井紘さんが演出を担当し、藤野良太さんがプロデューサーを務める。7月12日から毎週木曜午後10時放送。初回は15分拡大。

 ◇上野樹里さんのコメント

 ――このドラマに出演する話を聞かれたときの気持ちは?

 とてもやりがいのあるお仕事になると思いました。私自身、子どものころ、小児外科にお世話になっていたことがありますし、日本が少子化の今、子どもたちの命を1人でも多く救いたいと奮闘している小児外科医は、日本で約800人と、とても貴重な存在であり、尊い職業だと思います。このドラマを通して小児外科医を演じさせていただくことは、慎重な気持ちにもなりますが、夏美という役を、夢を持ってもらえるよう明るさを忘れず演じたいと思います。そして、さらなる望みを言わせていただけるなら、このドラマを通して、小児外科医を目指す方が1人でも増えたり、現在、小児外科医を目指している方がより強い目標を抱けるような作品作りができたらいいなと思います。

 ――2年ぶりの連続ドラマ出演となります。クランクインを前にしてどんな気持ちでしょうか。

 ファンでいてくださった方々、大変長らくお待たせ致しました! 30代になってから初めての連続ドラマ出演になります。韓国や米国で、「グッド・ドクター」はドラマとして高く評価されているので、いい意味でプレッシャーはありますが、作品は国を越えて影響し合って生まれていると思うので、比べたりするのではなく、それぞれにホームに寄り添ったカタチですてきな作品になるよう、しっかり務めたいと思います。

 ――初共演となる山崎さん、藤木さんの印象、また共演へ向けての期待を聞かせてください。

 ティザースポットの撮影時の賢人くん扮(ふん)する湊の子どもを見るまなざしが素晴らしく、心が透き通るような、人の心の奥深くに癒やしと優しさを届けてくれる、そんな湊の姿が垣間見られて、撮影が今から楽しみです。本当の藤木さんはどんな方か分からないですが、ストイックで優秀で厳しいけれど後輩思いの先輩医師として、私はぴったりだと思います(笑い)。そして先輩として時に楽しく、時にピリッと私たちの現場のムードメーカーになってくださるのかなあと期待しつつ、共にいい空気を作っていけるよう気を引き締めて臨みたいと思います!

 ――視聴者へメッセージをお願いします。

 人と人がいたわり合ったり、つらいときは支え合ったり、助け合ったり、分かち合ったり……そんな日常の風景が増えて広がっていくような、素晴らしい作品を届けられるよう皆で力を合わせて精いっぱいやり切りたいと思いますので、最後まで応援よろしくお願いします。

 ◇藤木直人さんのコメント

 ――このドラマに出演の話を聞いたときの気持ちは?

 スケジュール的になかなか厳しかったのですが、プロデューサーさんの作品に懸ける熱意に引かれて参加することにしました。オリジナルがあって、さらには米国でリメークされてどうしても比較されてしまうと思いますが、藤野プロデューサーとだったらそれに負けない日本版を作れると思いました。

 ――藤木さんはこれまで多くの医師役を演じてこられましたが、今回の高山役は、これまでと違う、新しいと感じているところはありますか。

 これまで僕が演じて来た医者は研修医だったり、出世の望みの薄い医者だったり、どことなく頼りない医者像が多かったです。自分が年を取ったからか、今回は病院内での派閥争いや経営的なことなどに流されず自分の信念を貫く、いわゆるできる医者。皆さんの足を引っ張らないよう頑張ります(汗)。

 ――初共演となる山崎さん、上野さんの印象、また共演へ向けての期待をお聞かせください。

 山崎賢人さんも上野樹里さんも初共演。でも山崎さんは「おしゃれイズム」(日本テレビ系)に来てくださったとき、2人でロケに行ってお酒も飲んだ仲、一方的に強烈なシンパシーを感じています(笑い)。山崎さんの役は極めてチャレンジングだと思いますが、それを作り出す場に立ち会えること、今からとても楽しみにしています。そして上野さんは今まで個性的なキャラクターを幅広く演じられてきた方。ポスター撮影で1日だけお会いしたのですが、この作品に懸ける熱い思い、さらには作品や小児外科医についての膨大な勉強量に圧倒されました……。叱られないよう頑張ります!

 ――視聴者へメッセージをお願いします。

 未来ある子ども達を救う小児外科医。しかしその過酷な現状。でも山崎さん演じる湊のピュアさが、さまざまな人の心を動かしていくファンタジー。いろいろな方に見ていただいて、いろいろなことを思っていただければ幸いです。

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