コールドケース2:吉田羊主演ドラマ続編ゲストに宮藤官九郎、萩原聖人、矢田亜希子ら

WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」に出演する(上段左から)橋爪功さん、宮藤官九郎さん、萩原聖人さん、(下段左から)吉村界人さん、若葉竜也さん、矢田亜希子さん
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WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」に出演する(上段左から)橋爪功さん、宮藤官九郎さん、萩原聖人さん、(下段左から)吉村界人さん、若葉竜也さん、矢田亜希子さん

 女優の吉田羊さんが主演を務める今秋放送予定のWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」で各話に登場するゲストとして、俳優の橋爪功さん、吉村界人さん、宮藤官九郎さん、萩原聖人さん、矢田亜希子さん、若葉竜也さんらが出演することが29日、分かった。また、第1~第3話のエピソードも発表された。

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 「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」は、未解決殺人事件(通称コールドケース)の真相を解明する捜査チームの活躍を描き、2003~10年に全7シーズンにわたって米CBSで放送されて世界的に大ヒットしたドラマ「コールドケース」を日本版オリジナル設定でドラマ化。日本版では神奈川県警捜査1課の活躍を描いており、シーズン1は16年に放送。続編となる今シーズンも、チームを引っぱる刑事の石川百合を吉田さん、百合を支える年下の相棒・高木信次郎を永山絢斗さんが演じ、滝藤賢一さん、光石研さん、三浦友和さんらも引き続き出演する。

 第1話のサブタイトルは「学生運動」で、物語は1971年、横須賀港で繰り広げられる米原子力潜水艦寄港反対デモでの機動隊と学生による激しい攻防戦から始まる。学生運動の中心人物の一人である青年が47年の時を経て白骨遺体で発見され、百合が率いる捜査1課の再捜査が始まる……という内容。捜査1課のボス・本木(三浦さん)が頼りにする元公安刑事で、現在は警察学校の教員を務める杉崎雄一を橋爪さん、学生運動に人生をささげるも葛藤する青年・橋本誠司を吉村さんが演じる。

 第2話のサブタイトルは「名前のない殺人者」で、自ら捜査1課に出頭し、22年前の殺人を告白した謎の男・藤原寛治役で宮藤さんが出演。第3話はサブタイトルが「PKO」で、2007年イラク派遣の任務中に事故に遭い、車椅子生活を余儀なくされた自衛官・野々宮一希を萩原さんが演じ、一希の帰国後、謎の死を遂げた妻・野々宮恵理を矢田さんが演じる。若葉さんは、百合や高木の心のケアを担当する警察病院のカウンセラー・朝倉弘人役で出演する。シーズン2は、WOWOWプライムで10月13日から毎週土曜午後10時放送。全10話。

 ◇橋爪功さんのコメント

 今回の物語の舞台になっている1970年代は、私にとっても青春まっただ中で、いろいろなことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。

 今回、本当は学生時代も自分で演じたかったのですが、そこはお声がかからなくて、ああ、もう自分は若い年齢の役がとっくにできなくなってしまったのだと悔しい気持ちでいっぱいです。

 ◇吉村界人さんのコメント

 僕が演じた橋本は、確固たる何かが自分の中でつかみきれなくて、迷っている人物で、自分ももし1970年代に生きていたら、同じように迷っていただろうなと共感できました。この時代の一人一人がしっかり目的を持って生き、熱を持っている、その感じが好きでした。

 そしてコールドケースの現場はスタッフ全員がモノづくりにストイックな姿勢で素晴らしい現場でした。16ミリフィルムでの撮影もすごくて、常に緊張感があり、その真剣さに常に汗をかいてました。

 ◇宮藤官九郎さんのコメント

 シーズン1を見て、これはどうやって撮ってるんだろうと興味津々でしたが、今回参加してみて、なるほど、要するにドラマのスケジュール感で映画を撮っているんだな、と合点がいきました。作り込みは映画のクオリティー、でもスケジュールは連続ドラマ並みにタイト。監督の要求に応えるスタッフさんの熱量がすごかったです。

 淡々と演じるという点では解釈の相違は無かったのですが、それにしても設定が特殊なので、自分なりに理解しようとして、途中で軽く悩みました。あと、吉田羊さんの説得力にずいぶん助けていただきました。

 ◇萩原聖人さんのコメント

 しっかりと野々宮一希という一人の男の人生を生きることができた作品です。スタッフやキャストの温かさに包まれて、12月撮影という寒い中、半袖で夏設定のシーンを乗り切ることができました。

 どんなに世界平和をうたっていても、実際に戦地に行った当事者にしか分からない苦労というものは確実にあり、情報をうのみにすることなく、ちゃんと自分で見極めなければならないんだと感じた作品です。

 ◇矢田亜希子さんのコメント

 コールドケースは、前シーズンも全て見ていたし、とっても好きな作品だったので、まずは出演できたことがうれしかったです。また、波多野(貴文)監督とも一度ご一緒してみたいと思っていたので、今回、それがかなって幸せでした。

 共演の萩原聖人さんとは2度目の夫婦役で、お互いを知っていたことは、やりやすさにつながりました。俳優として尊敬する先輩と改めて組ませていただけたことは本当に光栄なことで、すごく感謝しています。出来上がりが本当に楽しみです。

 ◇若葉竜也さんのコメント

 前作のシーズン1を見ていたので今回、参加できると聞いた時、すごく興奮しました。

 吉田羊さんをはじめ共演したいキャストばかりでしたので、とても刺激的でしたし、三浦友和さんとは今回で3回目の共演でしたので、またご一緒できてうれしかったです。

 今の自分の年齢でこうしてこの作品に参加できたことは俳優として自分の大きな財産になると思います。

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