清原果耶:16歳主演女優を共演者絶賛 「度胸の塊、素晴らしい」 

NHKの連続ドラマ「透明なゆりかご」の第1回試写会に登場した(左から)水川あさみさん、清原果耶さん、瀬戸康史さん
1 / 23
NHKの連続ドラマ「透明なゆりかご」の第1回試写会に登場した(左から)水川あさみさん、清原果耶さん、瀬戸康史さん

 女優の清原果耶さんが9日、東京・渋谷のNHKで行われた同局の連続ドラマ「透明なゆりかご」の第1回試写会後に会見。2015年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」で、13歳の時に女優デビューを果たした清原さんも、今年1月で16歳になり、今作がドラマ初主演。そんな清原さんについて、共演の水川あさみさんや瀬戸康史さんは「度胸の塊ですよね、素晴らしい」と声をそろえた。

ウナギノボリ

 さらに瀬戸さんは、「今日も『緊張している』という割には落ち着いて、ちゃんと言葉を選んでしゃべっている」と明かすと、水川さんも「しっかりとした言葉を選んで話せるのかどうか、自分が16歳のときにできていたかどうか考えると、できていなかった。(清原さんは)度胸があります」と絶賛。清原さんはしきりに照れていた。

 「透明なゆりかご」は、マンガ家の沖田×華(おきた・ばっか)さんの経験を基に描かれた“真実の産婦人科医院物語”。幸せな出産だけでなく、中絶や死産といった産婦人科の陰の部分に向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命への祈りにも似た思いを描く。清原さんが17歳の看護師見習い、青田アオイを演じている。

 清原さんは「この『透明なゆりかご』という素晴らしい作品を届けるのに、私は何をしたら届くのかなってことをすごく考えました。『責任』って言葉になってしまうんですけど、すごくそれが大きくて、プレッシャーを感じるときもあったんですけど、撮影が始まって、実際に現場に入ると、私以外のキャスト、スタッフさんがたくさんいて、あとは監督だったりが、すごく温かく私が演じるアオイを迎え入れてくださったのが、私の中で支えになった。序盤のほうでプレッシャーや不安はフワッとかき消されて、今は楽しく撮影できています」と笑顔を見せた。

 瀬戸さんは、清原さんの演技について「何もしゃべらなくても彼女がどう受け止めているのか、何を考えているのかが、すごく分かる女優さん。それはとてもすごいこと。変にせりふとかいらない」と感心していた。水川さんも「果耶ちゃん自身の芯の強さや透明感、今この瞬間でしかないものが、そのまま映像に映し出されるってことの素晴らしさを感じ取れる。それを持っている果耶ちゃんがすごいなって」と語っていた。

 物語は、1997年の夏に、17歳のアオイ(清原さん)が、アルバイトの看護師見習いとして「由比産婦人科」へやってくるところから始まる。いきなり中絶手術の現場を目の当たりにし、衝撃を受けるアオイ。しかし、何事も丁寧にあたる院長・由比(瀬戸さん)や、頼りになる先輩看護師の紗也子(水川さん)、おだやかな婦長の榊(原田美枝子さん)らスタッフは、妊婦一人一人と、しっかりと向き合い、支えていた。アオイの母・史香(酒井若菜さん)は不器用でコミュニケーションがヘタな娘を心配するが、アオイは独特の感受性と根の優しさで、妊婦たちの心に寄り添っていく……という内容。

 20日からNHK総合で毎週金曜午後10時~同44分に放送される。全10回。

写真を見る全 23 枚

テレビ 最新記事