下町ロケット:阿部寛主演の人気連ドラ続編決定 10月から

連続ドラマ「下町ロケット」の続編で主人公の佃航平を演じる阿部寛さん(C)TBS
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連続ドラマ「下町ロケット」の続編で主人公の佃航平を演じる阿部寛さん(C)TBS

 俳優の阿部寛さんが主演し、2015年10月クールに放送された人気ドラマ「下町ロケット」(TBS系)の続編が今年10月期に放送されることが19日、明らかになった。続編は、今月20日に発売される「下町ロケット」シリーズの最新作となる第3弾「下町ロケット ゴースト」(小学館)が原作で、前作に引き続き阿部寛さんが主人公の佃航平を演じ、立川談春さん、安田顕さん、和田聰宏さん、今野浩喜さん、中本賢さん、谷田歩さんら佃製作所のメンバーの続投も発表された。

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 続編の制作陣は、前作と同様にプロデューサーを伊與田英徳さん、演出を福澤克雄さんが務め、同じTBS系「日曜劇場」で池井戸潤さん原作のヒットドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「陸王」を世に送り出してきたスタッフが手掛ける。10月から毎週日曜午後9時に放送される。

 続編は、特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、度重なる困難を社員が力を合わせて切り抜けてきた町工場「佃製作所」だったが、またしても予期せぬトラブルにより窮地に陥る。今や佃製作所の主力商品となっているロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして、番頭・殿村に訪れた危機。次々に起こる絶体絶命のピンチを切り抜けるため、佃が下した意外な決断とは。“宇宙(そら)から大地へ”佃製作所は大きな転換期を迎える……という展開。
 
 「下町ロケット」は、池井戸さんの直木賞受賞作が原作。主人公・佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが……というストーリー。「下町ロケット編」と、シリーズ第2弾「下町ロケット2 ガウディ計画」を原作にした「ガウディ計画編」が放送された。

 ドラマの期間平均視聴率は18.6%(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)で、最終回の平均視聴率が22.3%を記録し、2015年度放送のドラマで最高だった。「第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の作品賞や「東京ドラマアウォード2016」の連続ドラマ部門優秀賞など、数々の賞を受賞している。

 ◇佃航平役の阿部寛さんのコメント

 ご好評いただきました前作から3年、引き続き佃航平を演じさせていただくこととなりました。夢の実現と人々の幸せを必死にもがきながら追い求めてきた佃ですが、今作も難題に直面し、それを乗り越えようともがき苦しむ中から新たな理想と追い求めるべき夢を見つけ出します。会社の経営者として、社員たちの生活を守るのも当然ですが、自らの夢を社員だけではなく、すべての仲間たちと共に全力で挑戦する等身大の佃航平を演じさせていただこうと思います。ぜひ、楽しみにしていただければと思います。

 ◇殿村直弘役の立川談春さんのコメント

 池井戸作品のヒットシリーズでの続編は初めてのことで、お役に立てるよう精進します。生老病死という人間の苦しみに真正面から向き合いながら一歩ずつ歩んでいく殿村にご期待ください。

 ◇山崎光彦役の安田顕さんのコメント

 佃製作所が帰ってきます。あれからどうなって、今、どうしているのかと、思い巡らせておりました。日本が世界に誇る、モノづくりの技術。それを支える市井の人々。逆境に打ち勝つ心に、また出会えます。佃社長に、また会えます。一ファンとして、大いなる期待の高まりとともに、一出演者として、吐くほど緊張することでしょう。とにかく、現場が楽しみです。

 ◇原作の池井戸潤さんのコメント

 阿部さん演じる佃社長をはじめ、佃製作所の熱いメンバーたちとの再会を心待ちにしています。今回、窮地に立たされた佃製作所が挑戦するのは、まさに現代日本が抱える難題の一つです。それに挑む者たちの葛藤や挫折がどう描かれるのか、福澤監督の演出に大いに期待しています。

 ◇伊與田英徳プロデューサーのコメント

 前回の「下町ロケット」から3年。これまでにも池井戸先生の作品をドラマ化、映画化させていただいてきましたが、今回、この待ちに待った「下町ロケット」の続編をドラマ化することができて大変うれしく思います。さらに、前回に引き続き、阿部さんの佃航平をはじめ佃製作所の皆様とご一緒できるのも大変光栄に思います。佃製作所の皆さんが、また、とんでもない窮地に陥り、大きな壁に阻まれる中、どうやってそのピンチを切り抜けていくのか、私も楽しみで今からワクワクしております。皆さんのご期待に応えられるよう精いっぱい頑張っていきたいと思います。

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