ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさんが主演している連続ドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」(日本テレビ系、毎週日曜午後10時半)の撮影現場を、原作者の福本伸行さんがこのほど訪問。主人公の宇海零(ゼロ)を演じている加藤さんは、福本さんの訪問に「福本先生に来ていただくということでやはり緊張があったというか、現場も朝から『ざわ……ざわ……』していました(笑い)」と福本さんの作品に登場する擬音を用いて表現。初の対面に「実際にお会いすると、先生はすごく優しくて、気さくに話しかけてくださって、初めてお会いした感じがしません。お会いできて光栄です」と喜んでいた。
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福本さんは、加藤さんの印象を「ちょっとお話ししただけで、ゼロの善良なオーラが加藤さん自身から感じられました。そのオーラがドラマ版のゼロの根底に流れていると思います。加藤さんがゼロそのもののような気がしますし、この人となら、もし一緒にお店を経営しても大丈夫そうだなと思うぐらい、信頼できると思いました(笑い)」と絶賛した。
「ゼロ 一獲千金ゲーム」は、「カイジ」シリーズなどで知られる福本さんのマンガ「賭博覇王伝 零」が原作。建設中のアミューズメントパーク「ドリームキングダム」を舞台に、挑戦者たちによる命を懸けた壮絶なサバイバルゲームが描かれている。加藤さんのほか、NEWSのメンバーらも出演している。
加藤さんが福本さんにドラマの感想を尋ねると、福本さんは「ゼロというキャラクターはもともと、普通では考えられないぐらい『善人』の設定なのですが、加藤さんが演じるゼロには、その善良さにリアリティーが感じられますし、いい意味で、ふわっとした『世捨て人』のような雰囲気があります。ドラマ版のゼロ像を、加藤さんが試行錯誤しながら演じているのを感じます」と語った。
さらに、加藤さんが「原作コミックは撮影現場にいつも置いてあって、参考にしながら撮影を進めています。ドラマでは原作から微妙に変化させている部分もあるのですが、そのあたりは、いかがでしょうか?」と質問すると、福本さんは「自分の作品が映像化されるときはいつも、役者さんが演じるものを尊重しています。これから話が進むにつれ、ますます戦いが厳しくなっていく中で、ゼロは身近な人間に対して、怒りや憎しみは出さないけれど、もっと大きな悪に対してふつふつとした怒りを抱いてくるようになります。そういうところが演じる上で難しいと思います。スケールが必要な役かもしれないですね」と回答した。
福本さんから激励を受けた加藤さんは「この作品に出合えて、演じられることをとてもうれしく思います。ただ、大変ありがたいことに、先生が考えた究極のゲームが面白すぎて、それをドラマで再現するために撮影がめちゃめちゃ大変です(笑い)。ドラマもこれからまだまだ面白くなると思いますし、NEWSの他のメンバーも出演させてもらうので、頑張りたいと思います」と改めて意気込みを語った。
報道陣の取材に応じた福本さんは「『賭博覇王伝 零』は少年誌での連載だったこともあって、僕の描いたものの中でも展開が早く、スピード感のある作品です。マンガ同様、ドラマでも次々と出てくる斬新なゲームを頭脳戦で解いていきますが、続けて見てもらえると、それぞれのゲームにどういう種明かしがあるのかを楽しんでいただけるのではないでしょうか。とにかく、『零』はゲームの詳細なルール設定を生み出すことに、とても苦労した作品です。ゲームを攻略する『種明かし』の部分はぜひ、楽しみにしていてください」とコメント。福本さんとは、加藤さんのほか、末崎セイギ役の間宮祥太朗さん、末崎さくら役のケンドーコバヤシさんも対面した。
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