高橋一生:民放GP帯連ドラ初主演 変わり者の大学講師に

10月から放送される連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」で主演を務める高橋一生さん=関西テレビ提供
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10月から放送される連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」で主演を務める高橋一生さん=関西テレビ提供

 俳優の高橋一生さんが、10月から放送される連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後9時)で主演を務めることが3日、明らかになった。高橋さんが、民放のゴールデンプライム(GP)帯(午後7~11時)で主演を務めるのは初めてで、動物の行動を研究する“動物行動学”を教え、生き物の不思議に目がない変わり者の大学講師・相河一輝を演じる。

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 ドラマ「僕の生きる道」シリーズや「フリーター、家を買う。」などの橋部敦子さんが脚本を手掛けるオリジナル作。高橋さん演じる一輝は、興味のあることなどには集中し、気になることは徹底的に調べるが、時間やルールを守ることができず、不得意なものは先送りで、人の話を聞かなかったり、空気を読むことができず、悪気なく失言もしたりと周囲から変わり者として距離を置かれてきた人物。ドラマでは、偏見や先入観にとらわれることなく、自分の興味や好奇心に素直に従い、“毎日を心豊か”に過ごす一輝の姿を通して“クスっと笑えて最後はほっこりする”物語が展開されるという。

 ◇相河一輝役の高橋一生さんのコメント

 “民放GP帯連続ドラマ初主演”ということで、ありがたいお話をいただけたと思いました。僕は恵まれた環境にお声掛けしていただくことが多いです。今回の作品でも、僕が演じさせていただきます一輝は、“自分の世界を大事にしているところ”が似ていますし、とても興味深い世界観なのでうれしく思っています。

 今回、“座長”という立場で臨む現場にはなりますが、あくまで作品の1ピースなので、これまで通り作品と作品作りの現場を大事にしていきたいと思っています。
 
 現代では、“足りない”という感覚が、多くの人たちを突き動かしているように感じます。一輝は、そういったものから少し外れている人間です。この作品は彼の成長譚(せいちょうたん)ではなく、彼の生き方を通して“足りている”という豊かな気持ちを、僕自身改めて気付き直していきたいですし、決して説教くさくなく、ある生き方の一例と共に皆さんにお届けできたらと思っています。

 ◇豊福陽子プロデューサーのコメント

 せりふがなくても表情で語る。作品を思い出す時、彼が登場するシーンの表情が、ふと浮かぶ。そんな高橋さんの演技に心をつかまれたことのある方は、多いのではないでしょうか? 私もその一人です。

 “善人、悪人、どちらにもなれる奥深さと幅広い演技力を持つ高橋さんを主演に迎えたい”。そんな思いから、この作品は始動しました。“生き物のフシギに目がない主人公・一輝をめぐるドラマを作りたい”と、一生さんに初めてお話しした時、ご本人から生き物や宇宙に関する不思議についてたくさんのお話をうかがい、圧倒されたことを覚えています。そして、その不思議な話をとてもうれしそうに語る一生さんを見て、“あ、一輝がもうここにいる!”と思いました。“生き物はすべて、さまざまな奇跡が重なってできたもの”。美しいものも、ヘンテコなものも、もちろん、人も。不思議な包容力を持つ高橋さんの演技で、皆さんの足元にも広がっている“生き物の不思議”の世界に、ふと目を向けてもらえたらうれしいです。

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