テレビ試写室:「ハゲタカ」第5話 綾野剛の“顔”がすごい! うどん屋の攻防、“サムライの戦い”が始まる…

連続ドラマ「ハゲタカ」第5話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「ハゲタカ」第5話の一場面=テレビ朝日提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は16日午後9時から放送される綾野剛さん主演の連続ドラマ「ハゲタカ」(テレビ朝日系)の第5話だ。

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 「ハゲタカ」は、作家の真山仁さんの小説が原作。綾野さん演じる投資ファンド会社の社長・鷲津政彦が、企業を食い荒らす“ハゲタカ”とバッシングを浴びながら、不良債権を抱えた大銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛ける痛快社会派エンターテインメント。

 これまでにも鷲津の「死ぬ以外はかすり傷だ!」「ハーゲーターカー! 冥利に尽きますよ!」といった決めゼリフが強烈なインパクトを残してきたが、今回もしびれるような鷲津のセリフが飛び出す。

 前回の第4話で鷲津は、総合電機メーカー「あけぼの」を狙う「ファインTD」の滝本誠一郎(高嶋政伸さん)の策略と、腹心の部下だったアラン・フジタ(池内博之さん)の裏切りで、外資系投資ファンド「ホライズンジャパン・パートナーズ」を解雇されたものの、滝本に対して「新たなファンドを立ち上げます」「あけぼのは私がバイアウトする!」と宣戦布告した。

 第5話では、仲間たちと新たに「サムライファンド」を設立し、「あけぼの」を守るために再び滝本と対決する準備を始める。そんな中、鷲津がいつものように立ち食いのうどんをすすっていると、そこに滝本が現れ、2人が対峙(たいじ)する。

 このシーン、うどん屋ののれん越しに発せられる2人のセリフと“顔”がすごい。今作でも怪演を見せている高嶋さんの“顔”、それに負けない綾野さんの“顔”……。バチバチと火花が散るような2人の攻防から目が離せない。

 あけぼの買収を狙い、会長の新見哲平(竜雷太さん)と裏で接触する滝本。鷲津も買収を巡って予想外の人物と会う。一方、アランの私怨(しえん)から「日光みやびホテル」の松平貴子(沢尻エリカさん)がピンチに陥る展開も。「サムライファンド」と「ファインTD」の壮絶な株争奪戦、そして、芝野健夫(渡部篤郎さん)の涙と覚悟、勝負に出る鷲津……。ラストで鷲津から発せられる決めゼリフは必見だ。

 鷲津の決めゼリフで盛り上がりは最高潮に達し、そのまま第2章の完結となる次回予告へ。“サムライ”の戦いの結末はどうなるのか注目だ。

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