特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(テレビ朝日系)で、朝加圭一郎(パトレン1号)を演じている結木滉星さん。ドラマのスタートから約半年が経過。初の劇場版「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」(杉原輝昭監督)も話題を集めている。「クランクインしてからがむしゃらに役と向き合ってきて、もう半年たったのか、あっという間に過ぎちゃったなっていうのはある。同時に残り半年しかないんだって、また気を引き締め直して、絶対にブレてはいけないところはブレちゃいけない」と意気込む結木さんに話を聞いた。
ウナギノボリ
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「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」は、スーパー戦隊シリーズの42作目で、初めて「快盗戦隊ルパンレンジャー」と「警察戦隊パトレンジャー」の二つのスーパー戦隊が登場。快盗アルセーヌ・ルパンの残した宝物(ルパンコレクション)を巡って激突するほか、犯罪集団「ギャングラー」も登場し、戦隊VS戦隊VS悪者という三つどもえの戦いが繰り広げられる。
結木さん演じる朝加圭一郎は、熱血ド真面目な警察官。一度決めたら一直線で、基本的にルールを重視するが、頭に血が上ると突っ走ってしまいがち……というキャラクターになっている。「僕が一番好きなのは、とても人間味があるってところ。どこか抜けていたり、ドジな部分もあるんですけど、完璧じゃないところがなんかすてきだなって思います」と明かす。
敵対するルパンレンジャー一味は「ちゃんとカッコいい」としながらも、「パトレンジャーは格好つけて、カッコよくなるのではなくて、がむしゃらに必死にやって、それが結果的にカッコよく見えるっていうのは大きな武器」とある種の自信も。役を演じる上でも「カッコよくならないことがテーマ」で、「カッコよく見せるのは、ルパンレンジャーの役割で警察の仕事じゃない」と言い切る強さを見せる。
「僕本人もキラキラ系の王子様キャラを演じるのは苦手なタイプなので、こっち(パトレンジャー)の方が楽」と笑顔を見せる結木さん。改めてヒーロー観を聞くと、「作品に入る前はヒーローって完璧な存在なんだろうなって思っていたんですけど、全然、そんなことなくて……。圭一郎は特にそうなんですけど、完璧じゃないからこそのあきらめない姿勢や正義感、泥臭い感じこそが本物のヒーローなんだなって、僕はそう思います」と力を込めていた。
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