この世界の片隅に:第7話視聴率9.8% 2週ぶりの放送で大きく回復

TBS系日曜劇場「この世界の片隅に」でヒロインを務める松本穂香さん(左)と夫役の松坂桃李さん
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TBS系日曜劇場「この世界の片隅に」でヒロインを務める松本穂香さん(左)と夫役の松坂桃李さん

 こうの史代さんのマンガが原作のTBS系の日曜劇場この世界の片隅に」の第7話が2日に放送され、平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)だった。2週ぶりの放送で、番組ワーストを記録した前回第6話の8.5%から1.3ポイントと大きく回復した。

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 第7話は、不発弾の爆発に巻き込まれたすず(松本穂香さん)は、全身包帯だらけとなり、北條家で目を覚ます。今度は呉中が空襲に遭い、北條家の周辺も焼夷(しょうい)弾の被害に。そんな中、戦局の変化で訓練が中止になった周作(松坂桃李さん)が家に帰ってくる。周作はすずを労うが、夫の顔を見て緊張がゆるんだすずは倒れてしまう。そして昭和20(1945)年の夏、運命の日がやってくる……という展開だった。

 「この世界の片隅に」は、マンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。コミックスの累計発行部数は130万部を突破し、16年公開の片渕須直監督が手がけた劇場版アニメはロングヒットを記録した。

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