テレビ朝日:10月改編は「視聴者の中に息づくテレビ」がスローガン 日曜ゴールデン帯強化

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 テレビ朝日は5日、東京・六本木の同局で10月の改編発表会を開いた。同局の西新・総合編成局長は改編のスローガンを「視聴者の中に息づくテレビ」とし、「来年の開局60周年に向け、ここ数年タイムテーブルの改編をやってきた。今回もその流れをくむ改編となっている」と説明した。

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 改編率は、全日帯(午前6時~深夜0時)が7.8%、ゴールデン帯(午後7~10時)が21.9%、プライム帯(午後7~11時)が16.4%。赤津一彦・編成部長は「この1年ほどで、番組ごとの縦の流れと曜日ごとの横の流れが非常によくなっており、10月に改編した日曜朝の『サンデーLIVE!!』、4月に改編した『帰れマンデー見っけ隊!!』はそれぞれ前期比で120~140%の数字が取れている。特に5月は全日帯で5年ぶりの1位を獲得した。いい流れの中で編成の強化を図る」と語った。

 10月改編では、日曜の午後6時半~9時のゴールデン帯を大きく改編。人気バラエティー番組「ナニコレ珍百景」がレギュラー番組となり、毎週日曜午後6時半~7時58分に放送。これまで特別番組として放送して好評を博したバラエティー番組「ポツンと一軒家」を毎週日曜午後7時58分~8時54分にレギュラー放送する。

 報道番組では、「報道ステーション」(月~木曜午後9時54分~11時15分、金曜午後9時54分~11時10分)のキャスターにフリーアナウンサーの徳永有美さんが就任し、月~木曜の放送を5分拡大する。赤津編成部長は、5分拡大について「東京五輪に向けて、スポーツコーナーを強化する」と説明した。

 日本テレビ系のニュース番組「NEWS ZERO」がリニューアルした「news zero」で元NHKアナウンサーの有働由美子さんがメインキャスターを務めることも話題となっているが、赤津編成部長は「特に意識していることはなく、私たちは“分かりやすさに一生懸命”というコンセプトでお伝えしていく」と語った。

 10月期の連続ドラマは、人気刑事ドラマ「相棒」の新シーズンとなるシーズン17(水曜午後9時)、女優の沢口靖子さんが主演を務める人気シリーズ「科捜研の女」(木曜午後8時)の第18シーズンを放送。女優の米倉涼子さん主演の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(木曜午後9時)、人気グループ「嵐」の相葉雅紀さん主演の「僕とシッポと神楽坂」(金曜午後11時15分)、女優の木村佳乃さん主演の「あなたには渡さない」(土曜午後11時15分)も放送される。

 深夜枠では、お笑いコンビ「さまぁ~ず」の大竹一樹さんと俳優のユースケ・サンタマリアさんがMCを務める「オータケ・サンタマリアの100まで生きるつもりです」をレギュラー化し、毎週月曜深夜0時20~50分に放送。また、長嶋一茂さん、石原良純さん、高嶋ちさ子さんが出演するバラエティー番組「ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会」を毎週水曜深夜0時20~50分に放送。ともに単発番組として放送され高視聴率を記録し、今回レギュラー化された。

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