真野恵里菜：「SPEC」サトリは「夢かなえてくれた役」　今も人気を実感

　女優の真野恵里菜さんが9日、東京都内で行われた主演ドラマ「SPECサーガ黎明篇　サトリの恋」トークイベントに登場した。ドラマや映画が人気を博した「ケイゾク」「SPEC」シリーズの最新作で、真野さんが演じる人の心を読むことができる「SPEC」の人気キャラクター「サトリ」が主人公。真野さんは「当時19歳ぐらいでお芝居の経験が1、2年しかなくて、地上波の連ドラに出る夢をかなえてくれたのがサトリ。世間の皆さんに知ってもらえる切っ掛けになった役」と約8年前のドラマ放送時を振り返った。

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　また「いまだに『サトリ好きでした』って言われるので、こんなに影響力がある役なんだ（と思った）」と今も人気を実感しているようだった。

　イベントには同シリーズを手がける堤幸彦監督と、植田博樹プロデューサーも登場。堤監督はサトリについて「我々が作り出したオリジナルキャラクターでも最もインパクトがあって、不思議で可愛いのに実は深いものを負っている」と話し、「サトリの恋」について「この作品の発表ができることは、必然」と語った。

　また「サトリの恋」に野々村幸太郎役で竜雷太さんが出演することも発表された。真野さんは「別の作品でお会いしたときに『サトリちゃーん』って言われて。そのときは、この話があるって分からなかったんですけど、『SPEC』の仲間って縁があるなって思いました」と感激していた。ほかに地居聖役で城田優さん、謎の少女「ニノマエイト」役で黒島結菜さんが出演することも発表された。

　「SPECサーガ黎明篇　サトリの恋」は、地味で目立たない美術部員のサトリ（真野さん）が、淡い恋心を抱いていたテニス部員の男子・水島翔一の心の内を聞けるようになる。特殊能力の発現で恋や高校時代が大きく左右されてしまう……というストーリー。17歳の少女が、特殊能力を持ってしまったときの葛藤や苦しみを描く。28日から動画配信サービス「paravi（パラビ）で配信される。