この世界の片隅に:第8話視聴率10.9%と番組最高タイ記録 最終回前にV字回復

TBS系日曜劇場「この世界の片隅に」でヒロインを務める松本穂香さん(左)と夫役の松坂桃李さん
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TBS系日曜劇場「この世界の片隅に」でヒロインを務める松本穂香さん(左)と夫役の松坂桃李さん

 こうの史代さんのマンガが原作のTBS系の日曜劇場この世界の片隅に」の第8話が9日に放送され、平均視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)だった。先週第7話の9.8%から1.1ポイント上昇し、第1話と並ぶ番組最高タイ記録となった。ドラマは16日に最終回を迎える。

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 第8話は、広島に新型爆弾が落とされたと言われ、江波に住む家族のことが心配で仕方がないすずは数日後、ラジオの前で戦争に負けたことを知る。やがてすずの元に一通のハガキが届き、妹のすみ(久保田紗友さん)が生きていることが分かるが、遊女のリン(二階堂ふみさん)の消息は……という展開だった。

 「この世界の片隅に」は、マンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。コミックスの累計発行部数は130万部を突破し、16年公開の片渕須直監督が手がけた劇場版アニメはロングヒットを記録した。

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