水曜日のダウンタウン
名探偵津田 第4話 ~電気じかけの罠と100年の祈り~ 前編
12月17日(水)放送分
29日に最終回を迎える永野芽郁さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」(NHK総合毎週月~土曜午前8時ほか)で、最も人気を集めたキャラクターといえば、豊川悦司さんが演じた天才少女マンガ家の秋風羽織だ。当初はどこか常識が欠落したエキセントリックさと豊川さんの「怪演」ぶりばかりが注目されていたが、物語が進むにつれ、ヒロインの鈴愛(永野さん)の師匠として存在感を発揮。たびたび、その口から語られる「創作論」や「人生訓」、鈴愛ら弟子たちに対する「父性」で、多くの視聴者をとりこにした。「私も秋風羽織に関してはすごく思い入れがある」と明かす北川悦吏子さんに、この愛すべきキャラクターを一緒に作り上げた豊川さんへの思いを聞いた。
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
「リアルを拾うんだ。想像は負ける」「半端に生きるな。創作物は人が試される」「物語を作ることは、自身を救うんだ」など、秋風が劇中で語った「創作論」のほとんどは、北川さん自身の“ものづくり”へのストレートな思い、書(描)き手としてのメッセージが込められているといわれる。
「自分で創作について思っていることを、秋風が代弁してくれたような。私個人としてはそこまで強く言えないんですけど、秋風の姿を借りたからこそ、言えたというのはある」と北川さんは思い返す。
もちろん、それが実現できたのは、1995年の大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」(TBS系)でもタッグを組んだ豊川さんの存在あってのものだ。「私と豊川さんは『愛していると言ってくれ』で33歳のころに出会って。あのときも『侃々諤々(かんかんがくがく)』っていうくらい2人で議論をして、相当大変な思いをしたんです(笑い)」と懐かしむ。
根底には豊川さんの役に対する妥協のなさがあったようで、北川さんも「『愛していると言ってくれ』のときも手話は完璧でしたし、画家の役だったので、パリに行って絵を描いてきたらしくて、よくそこまでやるなっていうくらいの入れ込みよう」と半ばあきれ顔。
それでも北川さんは「寄り添いたいというか、彼の思うことを聞きながら、脚本を書ければいいなって思った」と言い、「今回は朝ドラだし、お互い50(歳)過ぎたし、そこまで熱はないだろうなって軽く見ていたら、以前と同じようなテンションで」とうれしそうな表情を見せる。
秋風のキャラクターは「(豊川さんから)僕はこう思う、こうしたい、これはどういうことなの?って感じで一緒に作り上げた」という。「だからこそ、あんなふうにすごく人気が出たんだなって。やるとなったら、とても振り切ってやっていただいて。朝ドラは1日でたくさん撮るから『家まで帰る時間がもったいない』って渋谷のホテルに住まれて。集中力を途切れさせないようになっていて、相変わらずだなって思いましたね」としみじみ語る。
「終わったときに、『北川さん60(歳)になるまでにもう一回、一緒にやろうよ。還暦までに』って言ってくれて。私は『まだこの人は懲りてないんだな』って(笑い)。そこに応えられるように、私も体力をもたせなければって思いましたね。でも、とてもうれしかったですね」と北川さんは、ほほ笑んだ。
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第59回(12月18日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? …
今年7月期に放送された「量産型ルカ -プラモ部員の青き逆襲-」(テレビ東京系)の新田小春役で注目を集めた山本かりんさんが、テレビ大阪の連続ドラマ「令和に官能小説作ってます」に、レ…
歌手で俳優の福山雅治さんが12月18日、東京・新宿で開催された「映画ラストマン -FIRST LOVE-」(平野俊一監督、12月24日公開)と完全新作スペシャルドラマ「ラストマン…
モデルで俳優の小宮山莉渚さんが、人気グループ「timelesz」の菊池風磨さん主演で1月7日にスタートする連続ドラマ「こちら予備自衛英雄補?!」(中京テレビ・日本テレビ系)に出演…
俳優の間宮祥太朗さんと新木優子さんがダブル主演を務める連続ドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系、土曜午後9時)の第9話が12月13日に放送された。同話では、高木将(間宮さん)…
2025年12月19日 01:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。