岡田結実:今年は「もっとくそガキで」 “第二のパパ”出川哲朗からもらった言葉とは…

ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」で連ドラ初主演を果たす岡田結実さん
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ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」で連ドラ初主演を果たす岡田結実さん

 タレントで女優の岡田結実さん(18)主演の金曜ナイトドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」(テレビ朝日系)が11日スタートする。岡田さんといえば、父親がお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右さんで、バラエティー番組でのトークなどが高く評価されているほか、昨年9月には“女優宣言”をし、話題になった。そんな岡田さんの2019年の抱負は、「これからはもっと“くそガキ”な岡田結実で」だといい、この背景には出川哲朗さんから言われた“ある言葉”があったという。連ドラ初主演となる今作に懸ける思いや、出川さんからの言葉について聞いた。

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 ◇出川哲朗から「そのままでいればいい」

 岡田さんは、00年4月15日生まれ、大阪市出身。01年に1歳で子役モデルとしてデビュー。モデルのほか、16年頃からはバラエティー番組でも活躍し、18年3月に「静(しずか)おばあちゃんにおまかせ」(同局系)でドラマ初出演にして初主演を果たした。

 昨年12月に行われた所属事務所「オスカープロモーション」の晴れ着撮影会では、19年の抱負について、「ずっとお世話になっていた出川哲朗さんに『結実はくそガキだから』ってこの間言われたんですけど、正直、今までちょっとかしこまった岡田結実がいたなと思うので、これからはもっと“くそガキ”な岡田結実でいこうかなと思います」と話していた岡田さん。

 出川さんとは、NHK・Eテレの「大!天才てれびくん」で共演。「『天てれ』からずっとお世話になっていて、ボス(出川さん)は小さい頃からずっと見てくれる第二のパパ」と紹介する。

 抱負の真意を聞いてみると、「テストでいうと、100点満点を出さなきゃとすごく思っていたんですけど、出川さんに『くそガキだからそのままでいればいいのに』って言われたのがすごく大きくて。なんでかしこまろうと思っていたんだろうってすごく思った。もっと面白い答案を書けるようにとか、もっとちゃんと言わなきゃなって思うのが、すごく自分の中でつまらないなと思う瞬間が増えてきたので、もっと子供らしさを忘れないように、本当の自分をもっと出せるようにという意味を込めて、“くそガキ”でいようと思いました」と説明する。

 また、「『いい子』と言われるのがすごくうれしかったんですけど、同時に疲れてきていて(笑い)」とも告白。「好きなことをして怒られたら仕方がない。自分の好きなことをもっと心からしようと思いました」と話す。

 ◇連ドラ初主演 家族の反応は…

 「私のおじさん~WATAOJI~」は、失恋と失業でヤケクソになった一ノ瀬ひかり(岡田さん)が、超過酷なロケで有名なバラエティー番組の制作会社に就職。アシスタントディレクター生活を送っていると、「妖精」を名乗る毒舌なおじさん(遠藤憲一さん)が現れる。おじさんの姿はひかりにしか見えず、ひかりが口に出せない心の声や本音、愚痴をズバズバと口に出す。ひかりとおじさんの、珍妙なお仕事ライフが展開される……というオリジナル作品。城田優さん、田辺誠一さん、青木さやかさん、小手伸也さん、戸塚純貴さんらも出演する。

 連ドラ初主演が決まったときのことについて、「すごく演技の経験が少なく、それで主演をさせていただくので、ありがたいんですけど、プレッシャーがすごすぎて、絶対無理だと思ってしまいました……」と率直に語った岡田さん。家族にも報告をしたといい、「父は、『風邪を引かないように。毎日大変だけど頑張りや』って感じだったんですけど、母とかお兄ちゃんは、『えー、あんたに務まるん?』みたいな。『大丈夫か? 演技レッスンいっぱい行けー』みたいな。プレッシャーがあるのに、さらにプレッシャーをかけてきた」と振り返る。

 昨年大ヒットした連続ドラマ「おっさんずラブ」(同局系)も手がけたプロデューサーの貴島彩理さん(28)は、岡田さんについて「本当に一生懸命で、この子のために頑張りたいなとすごく思わされる方」と表現する。貴島さんによると、撮影現場は「すごくいい雰囲気」だといい、「遠藤さんや城田さんも、彼女のために頑張ろう。彼女がやりやすいように芝居を仕掛けようみたいな空気が現場全体にあって、(岡田さんの)一生懸命な姿に感化されるものなのかなと見ていて思います」と話す。

 岡田さん自身は、「ひかりの一生懸命なところは分かる」といい、「自分も初の連ドラで主演なので、一生懸命にやらないといけない。そこがすごく重なって、ひかりにぐっと近づいたんじゃないかなと」と手応えを感じている様子だ。

 「この作品は、自分の大切な作品になるんだろうなというのが、始まる前からなんとなく分かっていた」と話した岡田さんは、視聴者に向けて「金曜の夜に、仕事とかで疲れた人が帰ってくるちょうどいいタイミングに放送されるので、少しでもくすくすって笑いを届けられたらなと思って撮影しています。嫌でも笑えるところは出てくるので、深く考えずに軽い気持ちで見ていただけたらなと思います」と呼びかけた。ドラマは、11日から毎週金曜午後11時15分放送(一部地域を除く)。

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