杉咲花:アタルは「斬新でユニークな役」 占いの言葉には「私自身も励まされます」

連続ドラマ「ハケン占い師アタル」で主演を務める杉咲花さん
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連続ドラマ「ハケン占い師アタル」で主演を務める杉咲花さん

 連続ドラマ「ハケン占い師アタル」(テレビ朝日系、木曜午後9時)で主演を務める、女優の杉咲花さん。これまで映画「湯を沸かすほどの熱い愛」や連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系)などで幅広い演技を見せてきたが、今作で演じるのは、普段はにこにこ笑顔で仕事をしているが、占いをするシーンでは態度が一変し、きつい言葉をズバズバとぶつけていく謎めいた主人公・的場中(アタル)。「斬新でユニークな役です」と語る杉咲さんに今作への思いを聞いた。

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 ◇遊川和彦演出で「贅沢な時間」

 2011年の大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)などで知られる遊川和彦さん脚本のお仕事コメディー。遊川さんが初めて連ドラの演出も手掛け、イベント会社「シンシアイベンツ」を舞台に、派遣社員のアタルが特殊能力を駆使した占いで、働く人と会社を変えていく姿を描いている。

 遊川さんからの演出について「細かい調整はどのシーンでもありました。脚本を書かれているので、こういうふうに演じてほしいとか、とても明確」「なかなか脚本家で演出される方もいないと思うので、贅沢(ぜいたく)な時間です」と明かす杉咲さん。

 アタルは、いつもはニコニコと笑顔を振りまいて仕事をしているが、占いのシーンでは偉そうな態度に一変。辛辣(しんらつ)ながらもストレートに響く言葉をぶつけていく。第3話でも「逃げてばっかりいるやつに自分の居場所なんか見つかるわけない」といった言葉をズバズバと投げつけ、その結果、志尊淳さん演じる品川一真に変わるきっかけを与えていった。

 「斬新でユニークな役です」と語る杉咲さんは、「私自身も、占いの言葉に毎回励まされます」と語り、「見てくれている方にも、響くものがあると思います。アタルのエールを受け取ってもらって、『明日も頑張るか』って、働くことが楽しみになる作品になるよう、頑張ります」と意気込む。

 ◇「面白いことをするのが好き」 コント番組にも意欲!?

 今作は“お仕事コメディー”と銘打たれており、コメディー作品に初挑戦となる杉咲さんは「面白いことをするのが好き」、コメディー作品は「大好き」と語る。共演している「志田未来さんの『正義の味方』(日本テレビ系)が好きで、何回も見ていました」と振り返り、「コントとか、面白いことをするのは好きです。機会があればコント番組には(出演したい)!」と意気込む。

 昨年の大みそかには、人気バラエティー番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の特番「絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!」に出演。お笑い芸人のゆりやんレトリィバァさんの“授賞式ネタ”を“完コピ”して、話題となった。

 反響は「びっくりするぐらい」あったといい、「連絡もありましたし、新年明けて人に会うたびに『見たよ』って言ってくださって。やっぱり(番組の影響力が)すごいんだなって思いました」と明かし、「コメディーをずっとやってみたかったというのもありますし、『ガキ使』もずっと出てみたかったので」と手応えを感じている様子だった。

 ◇ルーティンはおいしいご飯

 今作は「平成最後の新“働き方改革”」というテーマを掲げる“お仕事ドラマ”。大事な仕事前にルーティンでしていることを聞くと、「おいしいご飯を食べることです」と照れ笑いする。ドラマの制作発表記者会見でも、共演の小澤征悦さん、間宮祥太朗さん、志尊淳さんらが杉咲さんの“食いしん坊エピソード”を語っていたが、「普段から疲れたり、時間ができたら、おいしいものを食べて、『よし頑張るぞ!』」と思うようにしていると明かす。

 最近は納豆巻きにはまっているそうで、「今朝、メークさんが新しい味の納豆巻きを私の分も買ってきてくださって、プレゼントしてくださったんです。すっごいおいしかったです!」と明るく話し、周囲を和ませていた。

 7日放送の第4話では10年前に“伝説のイベント”を手掛けたベテラン社員の上野誠治(小澤さん)にスポットを当てたストーリー。過去の成功例にしがみつき、部下たちを小馬鹿にしている上野に、部下たちの不満が蓄積。さらに自らの鼻をへし折られるような事態に直面した上野は“絶対に言ってはいけないこと”を口にしてしまい……という展開で、予告動画では「自暴自棄になった男をアタルが救う!」という文章や、アタルが「分かってないのはそっちだよ!」と語気を強める姿も収められている。アタルがどんな言葉で上野を救うのか、杉咲さんの演技に注目だ。

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