女優の広瀬すずさんが主演で、4月1日から始まる2019年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」に、元「AKB48」で女優の渡辺麻友さんが出演することが1日、分かった。渡辺さんは今回が初の朝ドラとなる。
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また、「シンデレラおじさん」として話題の俳優の小手伸也さん、“バブリーダンス”などで知られる大阪府立登美丘高校ダンス部の元キャプテン、伊原六花(いはら・りっか)さん、さらに染谷将太さん、井浦新さんの朝ドラ初出演も発表された。
渡辺さんは絵を描くのが大好きな、眼鏡をかけたおっとりとした女の子、三村茜役で、アニメーション編から登場する。「いつか朝ドラに出演することを目標としていたので、お話をいただいたときはとてもうれしかったです。自分なりに演じられるよう精いっぱい努めて参りたいと思います。主演の広瀬さん演じるなつと年の近い同僚ということで、なつに寄り添いながらも日本アニメーション草創期の中で活動した一人の女性として作品を盛り上げていきたいです」とコメントしている。
そのほかアニメーション編からは渡辺さん、小手さん、伊原さん、染谷さん、井浦さんのほか、貫地谷しほりさん、中川大志さん、木下ほうかさん、角野卓造さん、お笑いコンビ「麒麟」の川島明さんが登場する。
「なつぞら」は、記念すべき100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。
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