SONGS&FRIENDS:小坂忠の名盤再現 松任谷由実、細野晴臣、槇原敬之ら出演のコンサートがWOWOWで放送

プレミアムコンサート「新日本製薬 presents SONGS & FRIENDS 小坂忠『ほうろう』 produced by 武部聡志」の出演者たち Photo by 中嶌英雄
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プレミアムコンサート「新日本製薬 presents SONGS & FRIENDS 小坂忠『ほうろう』 produced by 武部聡志」の出演者たち Photo by 中嶌英雄

 昨年11月26日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行われたWOWOW主催のプレミアムコンサート「新日本製薬 presents SONGS & FRIENDS 小坂忠『ほうろう』 produced by 武部聡志」の模様が、17日にWOWOWで放送される。

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 「SONGS & FRIENDS」は、音楽プロデューサー・武部聡志さんが「100年後も聴き続けてほしいアルバム」を選び、その音楽の遺伝子を受け継ぐアーティストたちが再現するコンサート。第1弾では松任谷由実さんが1973年に荒井由実名義でリリースしたアルバム「ひこうき雲」をフィーチャーした。第2弾となる今回は、75年に発売された小坂忠さんのアルバム「ほうろう」の楽曲を多彩なアーティストが再現した。

 ステージは4部構成で、第1部は鬼無宣寿ゴスペルクワイアによる「You Are So Beautiful」、小坂さんの娘・Asiahさんのボーカルと武部さんのピアノによる「Unforgettable」からスタート。72年に結成した「小坂忠とフォージョーハーフ」のメンバーである松任谷正隆さん、林立夫さん、後藤次利さん、駒沢裕城さんらとアルバム「もっともっと」収録の「好きなんだから」などを披露。その頃から交流があった高橋幸宏さんも参加して「からす」も歌い上げた。

 第2部は武部さん、屋敷豪太さん、小倉博和さん、根岸孝旨さんによる武部バンドの演奏で、さかいゆうさん、音楽グループ「オリジナルラブ」の田島貴男さん、槇原敬之さん、Charさんといった豪華なゲストミュージシャンたちが小坂さんの楽曲を独自の解釈で表現。それぞれの個性が感じられるサウンドアレンジを披露した。

  アコースティックコーナーとなった第3部には、小坂さんのファーストソロアルバム「ありがとう」にスタジオミュージシャンとして参加した松任谷由実(当時は荒井由実名義)さんが登場し、「その忠さんのエイプリル・フールを見て、すごいかっこいい!と思った。ロン毛のパンチで、チャイナサンダルを履き潰していて、パンタロンを履いて、ヒッピーでしたね。ベースが細野(晴臣)さんで、ドラムが松本(隆)さんで。洋楽みたいって言い方も変だけど」と、中学生の時に見た小坂さんの印象や思い出エピソードも披露。その後、小坂さんと2人で「みちくさ」を歌唱した。このほか、3人組バンド「BEGIN」や矢野顕子さんも登場し、貴重なセッションが行われた。

 第4部は松任谷正隆さん、武部さん、鈴木茂さん、林立夫さん、小原礼さんによるレジェンドバンドの演奏で、小坂さんが「流星都市」「氷雨月のスケッチ」を歌い、吉田美奈子さんを呼び込み「しらけちまうぜ」、尾崎亜美さんが参加して「機関車」を披露。最後には、アルバム「ほうろう」のプロデュースを務めた細野晴臣さんもステージに現れ、「音楽はね、年取っても良くなる。渋くなる。ますます歌、いいですよね。素晴らしい」とトークを展開した後、「ふうらい坊」「ほうろう」にベースで参加。「Jesus Loves Me Amazing Grace」を披露し、本編を締めくくった。

 アンコールでは出演者全員が登場。「ゆうがたラブ」をゲストミュージシャンたちのソロを交えて聴かせる演出で歌唱し、ラストは武部さんのピアノ演奏に合わせて、小坂さんが「You Are So Beautiful」を歌い、ステージの幕を閉じた。

 コンサートの模様は、「新日本製薬 presents SONGS & FRIENDS 小坂忠『ほうろう』produced by 武部聡志」と題して17日午後6時からWOWOWライブで放送される。

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