内野聖陽:ハイスピードカメラで殺陣撮影に苦戦「当ててないのがバレバレ」

NHK・BSプレミアムのドラマ「スローな武士にしてくれ」の会見に登場した内野聖陽さん
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NHK・BSプレミアムのドラマ「スローな武士にしてくれ」の会見に登場した内野聖陽さん

 俳優の内野聖陽さんが18日、東京・渋谷のNHKで行われたNHK・BSプレミアムのドラマ「スローな武士にしてくれ」の試写会後に会見。最新の映像技術で時代劇制作の舞台裏を描いた同作で、秒間1000コマの世界最新鋭ハイスピードカメラの前で殺陣を披露した内野さんは、「普段の立ち回りっていいうのはウソをついているわけですよ。当てているようで当ててない。でも1秒を1000コマに細切れにされてしまうから、当ててないのがバレバレ。だから今回は体に当てなくちゃいけなくて、めちゃくちゃ神経を使いながら、NG重ねながら撮りました。そういうハイテク技術相手の芝居って大変」と苦労を明かした。

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 「スローな武士にしてくれ」は、最新の映像技術で時代劇制作の舞台裏を描いたドラマで、水しぶき一つ一つを鮮明に見せる世界最新鋭ハイスピードカメラによる、スーパースローモーション映像に加え、360度・全方位をぶれずに撮影できるマシンを使ったワンカット13人斬り、ワイヤアクションで宙を舞う“池田屋の階段落ち”などが楽しめる。

 内野さんは階段落ちシーンでワイヤアクションを初体験し、「冷や汗ものだった」と苦笑い。またワンカット21秒間で13人切りするシーンについては、「なかなか21秒で入らなくて苦労した」といい、その分「殺陣シーンは迫力があって楽しめる」と自信をのぞかせていた。

 ドラマの舞台は京都の歴史ある撮影所。ある日、NHKから「最新鋭の技術を駆使して新番組を撮ってほしい」という依頼が舞い込む。山のようなハイテク機材とともにNHKから派遣されてきた男・田所(柄本佑さん)は、人並み外れた時代劇マニア。到着するなり、幕末の「池田屋事件」をドラマにしたいと言いだし、撮影所の活動屋たちを仰天させる。さまざまな困難が予想される新技術の撮影現場で、売れっ子俳優を起用すると面倒なことになりかねない。そこで撮影所長は、切られ役専門の大部屋俳優・シゲちゃん(内野さん)を抜てき、新技術満載の過酷なアクションシーンを撮影することにするが……というストーリー。23日午後9時に放送される。

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