大奥 最終章:木村文乃主演のシリーズ完結作を放送 女の覇権争い、総額1億円超の衣装など壮大なスケールで

「フジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』」のワンシーン(C)フジテレビ
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「フジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』」のワンシーン(C)フジテレビ

 女優の木村文乃さん主演で、江戸時代の大奥を舞台にした女たちの壮絶な人間模様を描く「大奥」シリーズの完結作となるフジテレビ系の開局60周年記念スペシャルドラマ「大奥 最終章」が、25日午後8時から放送される。幕府財政の再建を目的とした享保の改革を行い、「暴れん坊将軍」としても有名な第8代将軍徳川吉宗の時代が舞台。徳川家の基盤を立て直した吉宗(大沢たかおさん)のことを陰ながら支え続けた久免(木村さん)の半生を「家族」をテーマに描く。

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 物語は、紀州藩の下級武士の娘の久免は、公家出身の病弱な正室・理子と死別した紀州藩主の吉宗に側室に迎え入れられる。吉宗には、お須磨、お古牟(こん)、お梅という亡くなった側室3人との間に、それぞれ3人の子供がいたが、素朴で優しい人柄の久免は義子3人を我が子のように愛した。

 久免の生活を一変させたのは、吉宗を第8代将軍に推挙するという江戸城からの命。慣れ親しんだ紀州藩邸での暮らしを捨てて、第6代将軍・徳川家宣(木下ほうかさん)の正室、天英院(鈴木保奈美さん)と第7代将軍徳川家継の生母・月光院(小池栄子さん)が覇権争いを繰り広げ、1000人もの美しく着飾った女たちが暮らす江戸城の大奥に移ることに。吉宗や3人の子供たちを守り抜こうとする久免の戦いとは……という展開。

 劇中には、総額1億円超の豪華な衣装の数々や実際のセットを燃やして撮影した火事のシーンなどが登場。さらに、行き場のない怒り、涙、憎悪、ねたみ、愛といった女性たちの抱くさまざま心情を盛り込んできた「大奥」シリーズの集大成として、演技、スケール感などシリーズ最高のクオリティーで描く。浜辺美波さん、南野陽子さん、岸井ゆきのさん、鷲尾真知子さん、山口香緖里さん、久保田磨希さん、浅野ゆう子さん、北村一輝さん、谷原章介さん、葛山信吾さん、松坂慶子さん、鈴木保奈美さんらも出演する。

 フジテレビが制作する「大奥」は、2003年6月に連続ドラマ「大奥」を放送して以来、3本の連続ドラマ、6本の単発ドラマを放送。06年12月には映画が公開され、07年には舞台も上演された。

 「フジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』」は、25日午後8時~同10時54分に放送。

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