バースデー・ワンダーランド:新人miletが歌うイメージソングMV公開 原恵一監督新作は「面白く美しく」

「バースデー・ワンダーランド」のメインビジュアル(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
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「バースデー・ワンダーランド」のメインビジュアル(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

 アニメ「クレヨンしんちゃん」シリーズや「河童のクゥと夏休み」などで知られる原恵一監督の新作劇場版アニメ「バースデー・ワンダーランド」(26日公開)のシンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)さんが歌う挿入歌・イメージソング「Wonderland」のミュージックビデオ(MV)が12日、公開された。同曲は、miletさんが歌詞とメロディーを書き下ろしており、原監督も歌詞制作に携わっている。

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 miletさんは、歌詞について「ちょっと臆病な女の子のアカネは、ワンダーランドの大冒険から現実世界に帰ってきたとき、一皮向けたというか一回り大きな人間に変わっているんですよね。そんなアカネが成長していく物語というのを歌詞とメロディーに込めました。メロディーも最初は小さな静かなメロディーだけど、どんどん大きくなっていって、アカネが成長するイメージで音楽的にも膨らませていけたらと思って作りました」とコメント。

 ソングライティングの才能とハスキーな歌声にほれて、miletさんをイメージソングに抜てきした原監督は「miletさんのデモを聴いたとき、僕が初めて挑戦しているファンタジー映画の世界観を広げてくれる歌声とメロディーに心をわしづかみにされて瞬間的にこれだ!と思いました。メロディーも歌詞も壮大で非常に素晴らしい。壮大な歌詞の中にも、主人公の少女の気持ちを表現してくれたそうで、miletさんにはこんなふうに映ったのだなと、興味深く読みました。私が表現したい世界観に、まさにぴったり来ました」と明かしている。

 miletさんは、アニメーション作品が大好きで、原監督のことを「誰よりも敬愛するアニメーション監督」と明かす。完成した「バースデー・ワンダーランド」を見て号泣したというmiletさんは「この映画はアカネと同世代の子たちも楽しめると思いますし、何よりすべての人が楽しめると思います。映画を見る前と見た後ではきっと平凡に、普通に見えていた世界や出来事や感情だったりが、ささいなことでも面白く美しくいつもと違うふうに見えるんじゃないかな、と思わせてくれる映画です」と語っている。

 「バースデー・ワンダーランド」は、柏葉幸子さんの児童文学「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)が原作。ロシア出身の若手イラストレーターのイリヤ・クブシノブさんがキャラクター、ビジュアルアーティストとして参加している。誕生日の前日、自分に自信がないアカネの目の前に、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスと弟子のピポが現れ、“幸せな色に満ちたワンダーランド”に無理やり連れて行かれ、大冒険を繰り広げる……というストーリー。アカネの声は女優の松岡茉優さんが務める。

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