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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第14回「新世界」が14日放送される(NHK総合で日曜午後8時ほか)。ストックホルムオリンピックを終えた四三(中村勘九郎さん)は、“4年後”に向けて再出発を図るが、ある女性の登場が思わぬ波乱を呼ぶこととなり……という展開で、時代は明治から大正に移り、物語は「新章」へと突入する。
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オリンピックの戦いを終え、ストックホルムから帰国する四三。元号も明治から大正に移り、四三には人々の空気が変わったように感じられる。報告会で大勢の高師の仲間が四三の健闘をたたえる中、敗因を問いただす女性が出現。永井道明(杉本哲太さん)の弟子・二階堂トクヨ(寺島しのぶさん)である。永井とトクヨはオリンピックでの敗北を受け、娯楽スポーツではなく強じんな肉体を作る体育の推進を改めて主張する。
同じ頃、孝蔵(森山未來さん)は四三とは逆に旅立とうとしていた。円喬(松尾スズキさん)とは別の噺家について地方を回るのだ。新橋駅から出発の日。師匠に見限られたと思っていた孝蔵のもとに、円喬が駆けつけてきて……。
「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、リレー形式で主演のバトンをつなぐ。
第13回「復活」では、大きな期待を背負ってストックホルムオリンピックのマラソンレース本番に挑んだ四三だったが、途中棄権。原因は日射病だった。ダニエル(エドヴィン・エンドレさん)の案内でマラソンコースを歩いてみる四三は少しずつ記憶がよみがえってくる。そんな四三は、弥彦(生田斗真さん)から思いもよらぬ話を聞かされるのだった。一方、孝蔵は、緊張と戦いながら、落語「富久」を演じ、完走はできないまでも目を見張る才を見せる……という展開だった。
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