岡田准一:「白い巨塔」と「クレヨンしんちゃん」がコラボ 財前がアニメに登場

「クレヨンしんちゃん」のしんのすけ(左)と「V6」の岡田准一さん(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
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「クレヨンしんちゃん」のしんのすけ(左)と「V6」の岡田准一さん(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

 人気グループ「V6」の岡田准一さん主演の「ドラマスペシャル 山崎豊子『白い巨塔』」(テレビ朝日系)と、同局の人気アニメ「クレヨンしんちゃん」(金曜午後7時半)がコラボすることが12日、明らかになった。岡田さんが同アニメのアフレコに挑戦するのは初めて。岡田さんがドラマで演じている財前五郎が登場するショートアニメで、17日午後7時半から放送される。

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 「白い巨塔」を思わせる大病院「スゴい巨塔」を舞台にしたショートアニメのタイトルは「スゴい巨塔だゾ」。岡田さんが声を担当する財前が、野原しんのすけの部下という設定。野原教授が、財前准教授に「非常に大切な患者」の手術を任せる……というストーリー。

 岡田さんは、劇場版アニメ「ゲド戦記」「コクリコ坂から」など、これまでに声優や吹き替え経験があり、アフレコの収録では、すぐさま今回の役のコツをつかんでいたという。声のみの出演にもかかわらず、財前の表情も表現。岡田さんの芝居へのストイックさがにじみ出て、「クレヨンしんちゃん」らしいコミカルなストーリーの収録にもかかわらず、スタジオはドラマの世界さながらの心地よい緊張感に包まれていたという。

 収録後、岡田さんのもとに、白衣姿のしんのすけが来訪。「岡田君みたいな強い男になりたくて、“鍛えているところ”があるんだゾ」と告白したしんのすけは、「ブリブリ~ブリブリ~」とお尻を振って見せたという。しんのすけから「オラみたいにお尻を鍛えてる?」と聞かれた岡田さんは「毎日、鍛えてるよ! ブリブリやってる!」と、しんのすけと一緒にお尻を振っていたという。

 「白い巨塔」はテレビ朝日の開局60周年を記念した大型ドラマスペシャルとして、22~26日に5夜連続で各日午後9時から放送。

 ◇岡田准一さんのコメント

 ――しんちゃんに会った感想は?

 しんちゃんは、子どもの頃からずっと知っていますし、デビューも僕より早い“大先輩”なので、お会いできて感激しました! 「白い巨塔」にちなんで白衣を着てもらえたのもうれしかったです。いつも可愛いですけど、白衣姿も可愛いですよね。

 ――しんちゃんは“嵐を呼ぶ5歳児”ですが、岡田さんが5歳の頃はどんな男の子でしたか?
また、ご自分としんちゃんに共通する点などはありますか。

 わりと無口、だけど元気で外で遊ぶのが好きでした。雲梯(うんてい)ばかりしていましたね。あとは何かをやり始めたら、ずっとやめない子でした。当時、ローラースケートがはやっていて、僕もやっていたんですが、転んでも転んでもやり続けて、けがばかりしていたみたいです。自分ではあまり覚えていませんが、親からはそう聞いています。

 自分としんちゃんの共通点は、探したことがないですけど、しんちゃんは最強ですよね。そんな、しんちゃんのようなバイタリティーは欲しいです! ただ、共通点は、あまりないかもしれません(笑い)。

 ――自分がアニメキャラクターになったこと、そのアフレコをしたことについての感想は?

 細かく演出してくださってありがたかったですし、アニメの中にしっかりとキャラクターとして入れ込んでもらえて、ありがたかったですね。自分自身がアニメの中ではこういうふうに描かれるんだなあ、と画面を見ながらアフレコをして、非常に面白かったです。

 ――「白い巨塔」と「クレヨンしんちゃん」のコラボを楽しみにしている皆さんへのメッセージを。

 「白い巨塔」本編とは違う、しんちゃんと一緒にいるからこその財前が見られるので、そういったところを楽しみにしてもらえれば、と思います。

 ――「白い巨塔」の見どころは?

 原作の、昭和の時代からあせることのない人間ドラマも色濃く反映されていて、ドロドロとした部分もあり、脂ののった男の幸福と絶望が描かれています。エンタメ要素たっぷりなドラマなので、クレヨンしんちゃんファンの方にも、きっと楽しんでいただけると思います!

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