なつぞら:第7週視聴率22.1%で番組最高に迫る なつ、東京行きが決まる!

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん
1 / 1
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第7週「なつよ、今が決断のとき」(13~18日)の週間平均視聴率が22.1%(ビデオリサーチ調べから算出、関東地区・以下同)だったことが20日、分かった。前週第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」(6~11日)の21.3%からアップし、第3週「なつよ、これが青春だ」(4月15~20日)でマークした番組最高22.6%に迫る数字を記録した。

ウナギノボリ

 第7週「なつよ、今が決断のとき」は、吹雪の中で気を失ったものの、森の奥でひっそりと暮らす弥市郎(中原丈雄さん)と砂良(北乃きいさん)親子に助けられたなつ(広瀬さん)は、翌朝、帰宅途中で美しい雪景色に出会い、アニメーターになりたいという思いを強く抱く。家族の前で一度は東京へ行きたい真の理由を偽ってしまったなつだったが、自分の夢を追うためと正直に伝えると、泰樹(草刈正雄さん)からも東京行きを認めてもらい……という展開だった。

 「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。

テレビ 最新記事