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小さな恋のうた:佐野勇斗&森永悠希が明かす“引く手あまた”の実感

映画
映画「小さな恋のうた」に出演する(左から)眞栄田郷敦さん、佐野勇斗さん、森永悠希さん、鈴木仁さん

 俳優の佐野勇斗さん、森永悠希さん、眞栄田郷敦さん、鈴木仁さんが出演する映画「小さな恋のうた」(橋本光二郎監督)が24日から公開されている。3人組バンド「MONGOL800」(モンパチ)の楽曲を基に、沖縄に住む高校生バンドの青春を描いた作品で、主人公の真栄城亮多を佐野さん、亮多のバンド仲間でドラム担当の池原航太郎を森永さん、亮多の親友の譜久村慎司を眞栄田さん、ベース担当の新里大輝を鈴木さんが演じている。4人に映画の撮影エピソードを聞くとともに、期待の若手俳優として注目を集めている現状などを聞いた。

 ◇完成作を見て「これ、やべえな」(佐野)

 映画は、モンパチのデビュー20周年記念ライブでメンバーによって製作が発表。主人公の真栄城亮多らのバンドは東京のレーベルからスカウトを受け、プロデビューが決まる。しかし、突然の交通事故をきっかけに、バンドは行く先を見失ってしまうが、そこに現れた1曲のデモテープと米軍基地に住む一人の少女によって、止まった時計の針は前に進み始める……というストーリー。

 バンド活動を軸に、友情や出会いと別れ、さらに沖縄の抱える問題などさまざまな要素を内包しつつ、熱く若者の青春を描いている今作。それぞれに話を聞いたときの思いを聞くと、「『すてきなお話だな、感動するな』というのが第一印象だったけど、こんなにめちゃくちゃいい作品になる実感はなかったんです」と主人公の亮多を演じる佐野さん。「実際に沖縄で撮影して、出来上がった作品を見て、『これ、やべえな』って」と当時の興奮を明かす。

 以前に映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(2013年)でもドラムを経験した森永さんは「僕がドラムができるって知ってくださっている方がいたのかな、と……そういうことがあってお話をいただけたのがうれしかったですね」と笑顔を見せ、鈴木さんも「映画自体に出演したことがあまりなかったので、素直にうれしかったです」と喜びを明かす。今作で役者デビューを果たす眞栄田さんも「すごくいい台本で。この役を演じるのかと思うと不安が大きかったんですが、音楽の練習を通じて自分の立ち位置や役作りの時間を十分とってもらえたのがありがたかったし、慎司を演じる上で大きかったです」と語る。

 ◇メンバーから見た佐野さんの印象は… 

 佐野さんが演じる主人公の亮多は、表面上はお調子者だが、仲間思いの熱いボーカル。明るく周りを巻き込む力があり、どことなく佐野さんのイメージと重なる。同じバンドメンバーを演じた森永さんらは、佐野さんにどのような印象を持っているのだろうか。佐野さんの2歳下という鈴木さんは「いつも地元で会っているかのような、なじみやすい方。自然な流れで一緒にいられるのが佐野くんです。敬意は持っていますが、先輩でも敬語を使わないでしゃべれるのって佐野くんぐらいなんです」と仲の良さをうかがわせる。

 眞栄田さんも「自分の将来のことなど、真面目な話もして……すごくしっかりした考えを持っていますし、真っすぐ仕事に向き合っているなと感じました」といい、「目を合わせただけで考えていることが分かる、ということがあるんです。見ているところが同じという感覚で、お兄ちゃんみたいな感じですね」と信頼を寄せる。

 映画「ちはやふる -結び-」(18年)で佐野さんと共演した森永さんは「意外とわちゃわちゃしているように見えて、実は気を使いがちで、一人で抱え込んじゃうタイプ」とし、「前回共演したとき、まだ敬語だったんですよ。年は一つしか違わないけど、“ですます”調で話しかけてくれていたんです。で、この作品から敬語が外れて……外れた瞬間からのくだけ方がすごかったです(笑い)。『できんじゃん、前からやればよかったのに』と思いました」と笑う。

 そんな森永さんについて、「いい意味で、“おばちゃん感”がある」と佐野さん。「自分のことだけじゃなくて、周りのことを気にしてくれる。お芝居のこと以外でも、体調面など世話を焼いてくれるんです。それで、お芝居もさすがだなと思わせる。笑顔も最高なんですよ」と絶賛する。

 ◇朝ドラへの意欲も…

 年齢が近い4人の中でも、“年長組”の佐野さんと森永さん。今作で主演を務める佐野さんは18年は「走れ!T校バスケット部」や「ちはやふる -結び-」など話題作に相次いで出演。今年2月にも本郷奏多さんと映画「凜-りん-」でダブル主演を務めるなど活躍している。森永さんも「ちはやふる」シリーズなど映画に多数出演し、テレビドラマでもNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」や大河ドラマ「花燃ゆ」など経験豊富で、2人は現在勢いのある若手俳優といえる。

 そんな佐野さんと森永さんは、現在の活躍をどう見ているのだろうか。森永さんは「そういう部分に疎いというか鈍感で、自分がどれだけ世間に知られているのか勘づいていないところがあって……」とし、「いつまでたっても、鼻にかけないという意味ではいいことかもしれませんが、いまいち自信につながらない要因でもあるんですよね」と苦笑する。「お仕事はコンスタントにいただいていますが、僕よりすごい方なんて星の数ほどいらっしゃるので『自分がこの立ち位置にいるんだ!』という実感はないんです。慕ってくれる人たちに恥じないように、と考えています」と控えめに語る。

 佐野さんも、「まったく同じ考えです。(森永さんは)僕の師匠で、僕はその考えを受け継いでいるので」と冗談めかして同意しつつ、「でも、野望はたくさん持っています」とニヤリ。野望を聞くと「目の前に見える目標としては、インスタ(グラム)でフォロワー200万人ぐらいいきたいな、とか(笑い)」と語り、「でもまだまだ足りないものが多すぎるんで、しっかり実力をつけていきたいと思います」と気を引き締める。

 では、“師匠”のように、朝ドラへの出演の意欲も? そう聞くと、佐野さんは「僕の夢でもあるんですが……」と前置きし、「僕が仕事をしている理由の大きな一つに、『地元の人たちを喜ばせたい』というのがあって。朝ドラや大河ドラマは、おじいちゃんやおばあちゃんが昔から見ているので、2人を喜ばせるためにも出たいなと思っていますね」と意欲を語った。

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