女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第52回が30日に放送され、平均視聴率は21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前々日第50回の20.6%、前日第51回の20.8%からじわりと上昇し、好調をキープしている。
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第52回では、亜矢美(山口智子さん)の店・風車を訪れたなつ(広瀬さん)のもとに、信哉(工藤亜須加さん)が飛び込んできて、咲太郎(さいたろう、岡田将生さん)が警察に捕まったと話す。慌てるなつに対し、信哉は大事には至らず、すでに警察を出ていると告げる。新宿の歌舞伎町でサンドイッチマンをしている咲太郎に、なつたちが会いに行くと、咲太郎は荒れた口調で「東洋動画に入らなくてよかった」と言い放ち……という展開だった。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びたものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎、妹・千遥と別れ、父の戦友だった柴田剛男に引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人、山田天陽から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリー。全156回を予定。
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