いだてん:新人女優の佐々木ありさ抜てき 水泳日本代表・小島一枝役で

NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演する佐々木ありささん(C)NHK
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NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演する佐々木ありささん(C)NHK

 宮藤官九郎さんが脚本を手がけるNHKの大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に、無名の新人女優・佐々木ありささんが出演することが31日、分かった。佐々木さんは、6月30日からの第2部・田畑政治(たばた・まさじ)編に登場する、水泳日本代表チーム、小島一枝役。大河初出演となった佐々木さんは、「実はレギュラーで本格的にお芝居をさせていただくのは今回が初めてで、それがまさかの大河ドラマ。さらには宮藤官九郎さんの脚本で実在した方を演じさせていただくことができるなんて……本当に夢のようなお話しです」と喜んでいる。

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 大河初出演が決まったときのことについて、佐々木さんは「配役の決定を聞いたときは震えが止まらなかったのを今でもハッキリと覚えています。大きな期待と不安が入り交じったようななんとも言えない気持ちでした」と告白。役作りについては「時間があれば近くのプールへ泳ぎに行き、ご飯もたくさん食べて体力をつけ、寝る前に筋トレに励んだり、とにかくできる限り“小島一枝”さんに近づけるよう努めました」という。

 また「誰よりも小島一枝さんの理解者でありたいと思った」といい、「同じ水泳日本代表女子チームの前畑秀子さんや松澤初穂さんとの関係性を、お二人の著書を拝読し、役作りの参考にさせていただきました」とも話し、「今はただがむしゃらに、自分にできる精いっぱいをやり切ろうと毎回必死に挑んでいます。撮影はまだ続きますが、最後まで“小島一枝”として、私らしく楽しんで最終日まで駆け抜けたいと思います」と語っている。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三(かなくり・しそう)、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。

 第2部・田畑政治編では、1930年代、世界の頂点に立った水泳日本代表チームを描く。日本人初の金メダリスト前畑秀子を上白石萌歌さんが演じる。佐々木さん演じる小島は、前畑の出身地・和歌山の後輩で、後を追って名古屋の女学校に進学し、1932年のロサンゼルス、36年のベルリン大会に、前畑と松澤初穂(木竜麻生さん)と共にオリンピックに出場する……という役どころ。

 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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