女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」に柴田家の長女・夕見子役で出演している福地桃子さんが6月8日、北海道大学の大学祭「第61回北大祭」に登場。5月20日に放送された「なつぞら」第43回で北海道大学に見事、合格していた夕見子(福地さん)を生で見ようと、会場には約1000人が来場。“後輩”となる現役の北大生とトークを繰り広げた。
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夕見子といえば口が達者なだけでなく、酪農家として家族みんなで十勝に根を張る柴田家において、「土地には縛られたくはない」と平気で言ってしまうような、自立精神が旺盛な女性として描かれている。物語の主な舞台が東京へと移ると、登場回が減ったことに対して視聴者から“夕見子ロス”の声が上がるほどの人気を博している。
物語の中では昭和31(1956)年に北海道大学に入学した夕見子だが、北大祭実行委員で今回のステージを担当した同大学3年の瀬古拓夢さんは、「夕見子先輩は、いわば我々の大先輩。この学園祭が始まったのは、夕見子が入学した翌々年、昭和33年からなんです。想像の倍以上の皆さまにお越しいただき、夕見子先輩の人気を改めて実感しました」とコメント。
さらにトークショーでは、北大生の女子2人がMCを担当。福地さんとは同世代で、和やかな雰囲気の中、ステージは進行。途中、北大生ならみんな知っているという新入生歓迎についてや、北大にあるクラーク像はどれかなど、同大学にちなんだクイズなどが開催され、現役大学生合唱団から夕見子先輩へ、劇中でも歌われた「FFJの歌」や応援パフォーマンスによるエールが送られる一幕もあった。
また、ホームページで寄せられた「朝ドラの出演が決まったときの感想は?」という質問に対して、福地さんは「北海道に行けることになるのがうれしいと思いました」と、会場にいる北大生に向けて、北海道愛をアピールした。
終演後、福地さんは「予想よりもはるかに多くの皆さんにお越しいただき、また多くの現役北大生の方からも『なつぞら』を見ていますと声をかけていただき、とてもうれしい日になりました。特に、番組のエピソードを話したときにも、後ろのお客さんまでうなずいてくださっていたので、私も身内に話すような感覚でお話しをさせていただきました。これからも、柴田家を通して北海道の魅力を全国の皆さんにお届けしたいと、さらに強く思いました」と気持ちを新たにしていた。
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