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岡田准一&木村文乃&山本美月:マンガ実写化への思いと苦労 「ザ・ファブル」主要キャスト3人が語る撮影秘話も

映画 マンガ
映画「ザ・ファブル」のイメージビジュアル(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会

 岡田准一さん主演の映画「ザ・ファブル」(江口カン監督)が6月21日に公開される。岡田さん演じる天才的な殺し屋のファブル/佐藤アキラが、“誰も殺さず、普通に暮らす”というミッションに挑む姿を描いた作品で、劇中では岡田さんがハイスピードなアクションやコミカルな演技を披露している。木村文乃さんはそんなファブルの相棒・ヨウコ、山本美月さんはファブルが大阪で出会う初めての一般人女性・ミサキを演じる。3人に、それぞれの役作りや撮影エピソード、マンガ実写化への思いなどを聞いた。

 ◇“マンガ原作”の映画は初出演 難しさは…

 「ザ・ファブル」は、マンガ誌「週刊ヤングマガジン」(講談社)で南勝久さんが連載中の人気マンガが原作。天才的な殺し屋として裏社会で恐れられる通称ファブル(岡田さん)が、ボス(佐藤浩市さん)から「1年間殺し屋を休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」という指令を与えられ、殺しを封印して佐藤アキラという偽名で普通の生活を始める……というストーリー。柳楽優弥さん、向井理さん、安田顕さんらも出演する。

 もともと原作のファンという岡田さん。「好きなマンガだったから、ちゃんと面白いものにしないといけない、という思いがあります」と作品への思いを語る。意外にも、岡田さんはマンガ原作の映画に出演するのは初めてといい、岡田さんは「マンガって、ビジュアルで見ているので(実写化は)そのイメージがあって難しいですよね。小説なら想像する部分が多くあるのでそこまでとは思いますが、マンガはビジュアルが出ているので、エンタメ作品にするにはバランスがすごく難しいと思うんです」と説明する。

 今作では初の“殺し屋”アクションに挑んだ岡田さんだが、マンガ実写化ならではの苦労もあったという。「原作はファブルが影のように敵を殺していくアクションなので、僕が激しい動きで演じたら、『いつもと同じ動き』になってしまう。プロの殺し屋としての動きを、映画として、どう演じればいいのか考えました」と打ち明ける。

 マンガ原作の実写化については、木村さんも「(岡田さんが)『マンガはビジュアルで見る』とおっしゃっていましたけど、本当にそこだなと思っています。ビジュアルが離れちゃうと、その時点で『あーあ』となってしまう気がするので、原作に寄せられるかどうかが重要かなと思っています」と同意する。劇中で、男を惑わす色気たっぷりのヨウコを演じる木村さんは、「私、まずセクシーじゃないんですけど、いいですか?と(笑い)。でも、そこは衣装に助けていただきました」と振り返る。山本さんも「セクシーさは皆無なので、そこは申し訳ないなというところですけど……」と苦笑しつつ、「なるべく原作のファンの方に失礼のないように、忠実にやりたいなという気持ちが強くありました」と思いを語る。

 ◇福士蒼汰とのアクションシーン構築にも参加 それぞれの役作りは…

 ファブルはどこか“天然”な性格で、芸人の微妙なギャグに大爆笑するなどコミカルな要素を持ち合わせる憎めないキャラクター。だが、裏社会では「伝説」と恐れられるほど天才的な殺し屋でもあり、「どんな相手も6秒以内に殺す」という素早い動きが身上だ。劇中でハイスピードなアクションを披露している岡田さんは「格闘技や武術はもともとやっているので、今回はそれ以外に、(撮影の)2カ月前ぐらいから筋トレをやりました」と明かす。パーソナルトレーナーの下で指導を受けたといい、「トレーニングは大変でしたね。プロの、選手を育てる練習メニューだったので」と振り返る。

 そんな岡田さんのアクションについて聞かれると、2人は「すごすぎて……」と絶賛。また、今回岡田さんはファブルと対峙(たいじ)するフード役の福士さんのアクションについても関わっているといい、「それぞれの登場人物がどれだけキャラクターを膨らませていけるかが大事だと思って、アクションもどれだけ違ったアクションを見せられるかということで、福士君との(アクション)も殺陣を提案したりしましたね」と岡田さん。それを聞いた木村さんは「福士さんの動きがすごく独特だなと思ったんですが、岡田さんの提案と聞き、すっごく面白いと思いました。ユニークな動きも岡田さんはつけられるんだと思うと……『師範』と呼ばれるゆえんがすごく分かる(笑い)」と納得する。

 そんな木村さんは、役作りで特にこだわったのは髪の色だという。劇中で明るい髪色を披露している木村さんは「原作のヨウコは、茶髪というか赤毛に近い色。監督がそれにこだわってらっしゃって。かつらをかぶっているんですけど、顔回りの毛はかつらにつけたほうがいいので、全部自分の髪を染めちゃった(笑い)」。また、しゃべり方も普段とは変え、ヨウコらしさを出した。「監督から『常に甘くしゃべってくれ』と言われて。ゆるゆるとしたしゃべり方でいてくれ、と。私は声が強くなりがちなので、語尾を伸ばすしゃべり方を意識することを言われました」と明かす。

 一方、ファブルとヨウコの2人と密接に関わるミサキを演じる山本さんは「2人共キャラクターの個性が強すぎて、『私、一番普通だな』と思いました(笑い)。引っ張ってもらったなという感じです」と感想を吐露。また、岡田さんと走りながら会話をするシーンのために体力をつけたといい、「走るのが本当に苦手で、以前の作品では撮影のときに酸欠になって立てなくなっちゃったので、せりふを走りながら言えるように『ファブル』の撮影に入る前に、ランニングを始めました」と役作りを語る。

 ◇コメディーを熱演 変顔や裸も… 

 今作は、くすりと笑えるシーンが多いのも特徴だ。岡田さんも変顔を披露したり、家で裸で過ごしたり……と原作通りの佐藤アキラを熱演している。「ファブルは裸族なので、原作ファンの方に認めてもらえるように(そのまま)やるのが大事かなという思いがありました。コメディー部分は、オン・オフを大きめにと言われていました。コメディーシーンも含め大事に演じていましたね」と打ち明ける。

 最後に、公開が迫った今、今作の手応えを聞かれると「とても見やすく、楽しんでいただけると思います」と岡田さんは語り、「原作通りのシーンもあるし、描かれていない部分もある。原作ファンの方にも『あれ、良かったよね』と言っていただける作品になっていればいいなと思っています」とほほ笑んだ。

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