是枝裕和監督:最新映画の邦題は「真実」 初の国際共同製作にトップ俳優集結

映画「真実」の撮影現場で指示を出す是枝裕和監督(中央) photo L. Champoussin (c) 3B-Bunbuku-Mi Movies-FR3(C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA
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映画「真実」の撮影現場で指示を出す是枝裕和監督(中央) photo L. Champoussin (c) 3B-Bunbuku-Mi Movies-FR3(C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA

 映画「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督の最新映画の邦題が「真実」に決まり、10月11日に公開されることが7月17日、明らかになった。長編14作目となる今作は、構想8年のこん身作といい、初の国際共同製作映画。全編フランスで撮影された。

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 本作には、世界トップレベルの俳優陣が集結。「シェルブールの雨傘」(1963年)で知られる仏女優のカトリーヌ・ドヌーヴさん、「ポンヌフの恋人」(1991年)に出演した仏女優のジュリエット・ビノシュさん、「6才のボクが、大人になるまで。」(2014年)などで知られる米俳優のイーサン・ホークさんらが出演。ドヌーヴさんが主演を務める。

 撮影現場のメーキング写真も解禁された。中央にいる是枝監督が、周囲に指示を出している様子がうかがえる。

 映画は、国民的大女優ファビエンヌが自伝本「真実」を出版。出版祝いに集まった、米国で脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿のハンク、二人の娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、長年の秘書の気がかりは、「一体彼女はなにをつづったのか?」。自伝は次第に、母と娘の間に隠された愛憎渦巻く「真実」をあらわにしていく……というストーリー。

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