なつぞら:第19週視聴率19.7%で初の大台割れ “40分繰り下げ”放送も

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん
1 / 1
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第19週「なつよ、開拓者の郷へ」(8月5~10日)の週間平均視聴率が19.7%(ビデオリサーチ調べから算出、関東地区)だったことが8月13日、分かった。6日は午前8時から広島平和記念式典を中継し、約40分繰り下げで放送。同日の平均視聴率は14.0%だった。4月1日のドラマスタートから初めて週間平均視聴率が20%の大台を割った。

あなたにオススメ

 第19週「なつよ、開拓者の郷へ」では、十勝に戻ってきたなつ(広瀬さん)が柴田家で坂場(中川大志)との結婚を報告する。一方、雪次郎(山田裕貴さん)も夕見子(福地桃子さん)へのプロポーズに成功。そして、なつと坂場、夕見子と雪次郎の合同結婚式の朝、白無垢(むく)姿で牛舎へとやってきたなつは、泰樹に「じいちゃん、長い間お世話になりました」と告げる……という展開だった。

 合同結婚式が描かれた8月10日放送の第114回では、全編アニメのオープニングタイトルバックなし。終盤に4人組バンド「スピッツ」による主題歌「優しいあの子」に乗せて、キャスト・スタッフのクレジットが右から左へと流れていくパターンを採用するなど、“異例の演出”。最後は結婚式の集合写真のカットで終わるという“ハッピーエンド”に、視聴者から「まるで最終回のようwww」「なつぞら最終回もどき」「今日のなつぞら、見ながら最終回かと思ってびびった」といった声が上がり、ツイッターでは「なつぞら最終回」がトレンド入りを果たした。

 「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく。

テレビ 最新記事