女優の広瀬すずさんが主演する100作目のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」に、1983年度の朝ドラ「おしん」でヒロインを演じた田中裕子さんが出演することが8月17日、分かった。19日から始まる第21週「なつよ、新しい命を迎えよ」に、なつ(広瀬さん)が通う産婦人科医院の医師・高橋秀子役で登場する。17日放送の第120回本編後の次週予告で明らかにされた。
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「おしん」は31作目の朝ドラで、NHKテレビ放送開始30周年作品として、第14作「鳩子の海」(1974年度)以来の1年間放送となった。期間平均視聴率52.6%、番組最高視聴率62.9%(共にビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、日本のテレビドラマ史上、最も高い数字をマーク。さらに世界73カ国・地域でも放送され、「おしんドローム」という流行語も生まれるほどのブームになった。
また田中さんは、「なつぞら」では「ひまわり」(1996年度前期)の松嶋菜々子さん、「娘と私」(1961年度)の北林早苗さん、「ふたりっ子」(1996年度後期)の岩崎ひろみさん、「おしん」の小林綾子さん(幼少時代)、「どんど晴れ」(2007年度前期)の比嘉愛未さん、「純ちゃんの応援歌」(1988年度後期)の山口智子さん、「ちりとてちん」(2007年度後期)の貫地谷しほりさん、「本日も晴天なり」(1981年度後期)の原日出子さん、「だんだん」(2008年度後期)の三倉茉奈さん、「鳩子の海」(1974年度)の藤田三保子さんに続く、11人目の歴代朝ドラヒロインとなる。
「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく。
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