9月1日スタートの人気特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系、日曜午前9時)で主演の高橋文哉さん。令和1作目の仮面ライダーで飛電或人(ひでん・あると、仮面ライダーゼロワン)を演じる。「クウガ」から「ジオウ」まで20作続いた「平成仮面ライダー」に代わり、令和という新たな時代を切り開くヒーロー「ゼロワン」として活躍が期待されている高橋さんに、ドラマに懸ける思いを聞いた。
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「仮面ライダーゼロワン」は、「AI=人工知能」がテーマ。AIロボ=ヒューマギアが実用化された世界が舞台で、AI企業「飛電インテリジェンス」の青年社長・或人(高橋さん)が主人公。自社開発のAIロボがサイバーテロリストにハッキングされて暴走し、或人は仮面ライダーゼロワンとして、人工知能技術を巡る戦いに身を投じていく……というストーリー。
高橋さんは2001年3月12日生まれ、埼玉県出身の18歳。仮面ライダー主演俳優初の21世紀生まれだ。
今回、オーディションで或人役を射止めた高橋さん。「令和初の仮面ライダーという看板をいただいた時は喜び、驚き、そして初めての大役を任せていただいたという今まで感じたことのない気持ちが込み上げてきました。期待されるのはすごくうれしいですし、期待に応えるという気持ちももちろんありますが、決まった直後はすぐ実感も湧かず、緊張の毎日でした」という。
「不安を抱えたり、悩んだまま或人を演じても、みんなには届かない。それなら、ありのままの自分で、本気でぶつかってみようと。最初は本当にうまくできない自分に嫌気が差したりしましたけど、今はもう或人はもう一人の自分、大好きな或人を皆さんに伝え、愛してもらおうと思っています」との思いも明かす。
そんな高橋さんが体現する新時代のヒーロー「仮面ライダーゼロワン」。バッタをモチーフにしたビジュアルに加え、変身ポーズも大きな見どころといえる。
高橋さんも「スーツアクターさんや監督、僕とで話し合った結果、出来上がった形なので思い入れもあります。昔の仮面ライダーをちょっと彷彿(ほうふつ)させるような、全身を使った動きになっていて。実は手の形が、バッタの足をイメージしていて、すごい好きですね」とうれしそうに話す。
子供の頃はスーパー戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」(2009~10年)が「好きだった」という。現在は前作「仮面ライダージオウ」に登場した仮面ライダーウォズ(ウォズ、渡邊圭祐さん)がお気に入り。
高橋さんは「ウォズが好きなんですよ。役を演じていた渡邊さんもすごく気さくで、優しく接していただいて。夏映画(『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』)のアフレコの現場でもアドバイスをしてくれて。ウォズの変身ポーズも新しい、近未来な感じがあって。『ゼロワン』に出てきてもおかしくないんじゃないのかなって」と共演をひそかに期待していた。
仮面ライダー俳優として新たな一歩を踏み出した高橋さんは、料理男子としての一面を持ち、「ちょっと胸を張れるくらいの腕前はあるのかな」と笑顔を見せる。
小学生の頃、母親の誕生日に料理を作ったのがきっかけで、喜ぶ母親の顔を見て、「こういうふうに人に笑ってもらえる仕事に就きたいと思った」という高橋さんは、「役者も料理も人を笑顔にできる仕事だと思うんです。或人も僕も人に笑ってもらうのが大好きという共通点もありますし、何か壁にぶつかっても、或人を見たら絶対に元気になると思うんです。だから視聴者の皆様には『仮面ライダーゼロワン』を見て、笑顔になってもらいたいですね」と語っていた。
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