小野塚勇人:“渡鬼”3時間SPに出演「光栄」 「おかくら」日向子に思いを寄せる男性役

「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019」のワンシーン(C)TBS
1 / 2
「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019」のワンシーン(C)TBS

 特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」の九条貴利矢/仮面ライダーレーザー役などで知られる「劇団EXILE」の小野塚勇人さんが、TBSの人気ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」の3時間スペシャル(9月16日放送)に出演することが9月2日、分かった。小野塚さんは「自分が生まれる前に始まった国民的なドラマに出演させていただき光栄です」とコメントしている。

あなたにオススメ

 小野塚さんは、親が経営する商社の後継者として期待されている藤川昇を演じる。昇は、長子(藤田朋子さん)の娘・日向子(大谷玲凪さん)が切り盛りする「おかくら」の常連客。日向子に思いを寄せており、ある日、プロポーズをする。しかし、日向子が結婚で「おかくら」を辞めて家庭に入る気がないことを知り、自分が商社を辞めて板前修業をすると言い出す。これに、昇の母・芳子(上村香子さん)が猛反対。昇を連れ戻すため「おかくら」へ乗り込むと、そこに五月(泉ピン子さん)が登場する……という波乱の展開が描かれる。

 日向子の恋人役をキャスティングするにあたり、石井ふく子プロデューサーが相談したのが「EXILE」のリーダー・HIROさんだといい、石井プロデューサーは「昇にぴったりな方と巡り合えたと喜んでいます。日向子と並ぶとお似合いの2ショットになり安心しました」とコメントしている。

 「渡る世間は鬼ばかり」は、橋田壽賀子さんが脚本を手がけ、1990~2011年に約21年にわたって10シリーズ放送された人気のホームドラマ。食事処「おかくら」を経営する岡倉大吉と5人の娘の物語で、連続ドラマ終了後も2012年9月、2013年5月、2015年2月、2016年9月に単発番組として放送された。今回の「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019」は9月16日午後8時放送。

 ◇小野塚勇人さんのコメント

 自分が生まれる前に始まった、国民的なドラマに出演させていただき光栄です。この仕事に真摯(しんし)に取り組みたいと思います。ドラマの世界観を理解するために、昨年放送した3時間スペシャルなどを拝見しましたが、すっと入り込んで、終わりまで楽しみました。自分の身内にもありそうな出来事や悩みが描かれており、親近感を覚えました。

 台本を読んで長いセリフに驚きましたが、しっかり頭に入れてきました。劇団EXILEのメンバーには「大丈夫? 皆さんに迷惑かけないように頑張って」と声を掛けられました。リハーサルでは早速たくさんのアドバイスをいただきましたが、なかなか経験できないことなのでありがたいです。泉ピン子さんたちとけいこできたことも勉強になりました。石井ふく子プロデューサーには、自分の気持ちを大切にするようにとアドバイスをいただきました。「渡る世間は鬼ばかり」に出演できたことはこれからの仕事にも励みになります。両親と祖父母もずっと見ているドラマなので、出演の報告をするとすごく喜んでくれました。

 撮影当日、「おかくら」のセットに立ってみると本当に「渡る世間は鬼ばかり」の現場に来たんだなと実感しました。最初に撮影したのが僕の山場のシーンなので、気持ちを込めて演じました。泉ピン子さんほか大先輩たちからアドバイスをいただけて、現場は自分を応援してくれるような温かさを感じました。日向子と昇の恋の行方は昇の頑張り次第だと思います。成就するといいですね。自分もこの番組の放送を楽しみにしています。

 ◇石井ふく子プロデューサーのコメント

 橋田壽賀子さんの脚本を読んで日向子に思いを寄せる男性が現れると知って、初めてドラマに登場したときは赤ちゃんだった日向子が、こんなに成長したのかと感慨深かったです。本を読んでの昇の印象は清潔感のある人だったので、誰にしようかと考えながらHIROさんに相談したところ、小野塚勇人さんをご紹介いただきました。昇にぴったりな方と巡り合えたと喜んでいます。日向子と並ぶとお似合いの2ショットになり安心しました。

 「渡る世間は鬼ばかり」は独特の長いセリフがあり、緊張されたと思いますが、若い感性で伸び伸びと演技してくれました。素直なお芝居をする方ですね。収録後HIROさんに無事終わりましたとお電話すると喜んでくれました。日向子と昇の恋が実って、またお会いできるといいですね。

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事