広瀬すずさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、9月9日から第24週「なつよ、この十勝をアニメに」に入る。東洋動画を辞め、新たな道を歩み始めたなつ。感慨にふける間もなく、麻子(貫地谷しほりさん)が設立したアニメ会社に出社早々、なつは作画監督を任される。下山(川島明さん)や神地(染谷将太さん)といった懐かしい仲間に囲まれ、「大草原の少女ソラ」の企画が動き出す。
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なつたちは、舞台となる十勝の大地へとロケハンに赴く。美しい風景をスケッチして周り、泰樹(草刈正雄さん)が語る開拓時代の話に心を動かされる。そして1974年秋、大自然の中に生きる家族を感動的に描いたアニメは話題を呼び、初めこそ視聴率は上がらなかったものの、少しずつ反響が出始め……。
「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽から手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……。
第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」は、なつは、坂場(中川大志さん)から「大草原の小さな家」という本を手渡され、これを原作に一緒にテレビ漫画を作ろうと持ちかけられる。東洋動画を辞めるべきか、仲(井浦新さん)に恩義を感じるなつは思い悩む。そのころ、十勝では天陽(吉沢亮さん)が体調を崩し、入院していた。ある時、病院を抜け出してきた天陽は、徹夜で一枚の絵を描き上げる。心配する妻・靖枝(大原櫻子さん)に天陽は「畑を見てくる」と言い残し、アトリエを出ていく。夏が過ぎ、優を連れてなつは久しぶりに十勝に帰省する。雪月に立ち寄ったなつは、雪之助(安田顕さん)から天陽が新しくデザインした店の包装紙を見せてもらい……という展開だった。
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