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11月21日(木)放送分
女優の広瀬すずさんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第25週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」(9月16~21日)では、清原果耶さん扮(ふん)する千遥となつ(広瀬さん)、咲太郎(岡田将生さん)の約30年ぶりの再会、さらに3兄妹がもう一度、家族になる姿が描かれ、視聴者の感動を呼んだ。清原さん自身、第24週「なつよ、この十勝をアニメに」(9~14日)のラスト、“母になった千遥”として再登場すると、確かな演技力に裏打ちされた「吸引力」を随所に発揮。天陽(吉沢亮さん)の最期を巡る物語として、盛り上がりを見せた第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」(2~7日)に続く、大きなクライマックスとなったのではないだろうか。
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千遥は、7月4日放送の第82回から翌5日放送の第83回にかけて、手紙を残す形で柴田家の面々の前から姿を消してから、行き先は分からずじまいで、再登場を期待されていたキャラクターの一人だった。その期待値の高さの表れか、千遥の再登場回となった9月14日放送の第144回以降、視聴率は20%の大台をキープ。終盤にきて数字の上では少々息切れ気味だったドラマをある意味「再浮上させた」といえる。
もちろん、それら全てが千遥を演じる清原さんの力によるものではないだろうが、彼女の「役の気持ちにまで深く同化」し、「見る人を引き込む芝居」の注目度は今回も決して低くはなかったはず。当然、SNS上には清原さんの演技について言及する言葉が数多く並んだ。
清原さん自身は千遥として、なつとの約30年ぶりの再会について、どんな思いを抱いていたのか。改めて、同シーンを振り返ってもらうと、「何十年ぶりの再会なんて経験を私自身はまだしたことがないのですが、きっと喜び以上に怖さも生まれるだろうなと思いました」と告白。さらに「千遥はそれ以前に再会を純粋に喜べない理由を抱えているので複雑な思いでした」と明かしていて、決して簡単な芝居ではなかったようだ。
一方で、娘の千夏を演じた子役の粟野咲莉ちゃんについて聞くと、「現場でスタッフやキャストの皆さんからたくさん愛されていたという印象です。とても素直で明るい女の子でいつも自然とそばに居てくれるのが可愛らしかったです」と話してくれた。
改めて「また参加させていただき光栄に思います。最後までぜひお見逃しなく見ていただけるとうれしいです」と作品への思いを語っていた清原さん。23日から始まる最終第26週「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」にも登場予定で、彼女が演じる千遥の物語の終着点にも注目だ。
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