おっさんずラブ:新作のタイトルは「おっさんずラブ-in the sky-」 田中圭が新人CA、吉田鋼太郎は機長に

連続ドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」のビジュアル =テレビ朝日提供
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連続ドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」のビジュアル =テレビ朝日提供

 俳優の田中圭さん主演で、2018年4月期に放送され話題となった連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の第2弾のタイトルが、「おっさんずラブ-in the sky-」に決定し、物語の舞台は空となることが9月27日、明らかになった。主演の田中さんが、航空会社「天空ピーチエアライン」のピカピカの新人CA(客室乗務員)春田創一、“ヒロイン”の吉田鋼太郎さんは、春田に思いを寄せる機長・黒澤武蔵を演じる。

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 田中さんは、今作について「“春田”というキャラクターは印象が結構強いので、前と同じことをやってもつまらないと思いつつ、わざと変えるっていうのも違うよなって思っていてます。でも、設定も違えば相手も違うので、同じことをやろうとしても自然と変わるだろうとは思っていますが……きっとクランクイン当日もまだ悩んでいると思います(笑い)」と語っている。

 前作「おっさんずラブ」は、田中さん演じる女好きだけどモテない33歳独身男子・春田創一が、ルームシェアをすることになった25歳のイケメン後輩男子・牧凌太(林遣都さん)と、乙女心を持つ55歳の有能な部長・黒澤武蔵(吉田さん)という2人の男性に愛の告白をされ、未曽有のモテ期に突入する……というラブストーリー。

 今作「-in the sky-」は、35歳にしてリストラされ、転職して航空会社で働くことになった、モテないポンコツ独身男・春田に、突然のモテ期がやってくる。“グレートキャプテン”と呼ばれるほど技術、人柄ともに優れたパイロット・黒澤が、一生懸命お客さまのために奔走する春田とフライトを重ねるうちに、少しずつ彼を認めるようになり、いつの間にかうっかり、恋してしまう。

 俳優の千葉雄大さんと戸次重幸さんが、新たにラブバトルに参戦。千葉さんは、黒澤とペアを組む副操縦士(コーパイ)の成瀬竜、戸次さんが熱血でストイックな職人肌の整備士・四宮要を演じる。成瀬は優秀な若手ながらひねくれ者で、性格にやや難あり。四宮は、社員寮では春田の隣の部屋に住んでおり、料理で春田の胃袋を満たしてあげる心優しき兄貴分という設定。さらに今回は春田と成瀬、四宮の3人が同じ寮に暮らす、“おっさん同士のテラスハウス”状態が繰り広げられるという。

 また、「天空ピーチエアライン」の従業員として、春田がCAの道を歩むきっかけとなった高校時代のバスケ部の後輩で、広報を務める橘緋夏を佐津川愛美さん、毒舌で春田へのツッコミがさく裂する根古遥をMEGUMIさん、うわさ好きで情報通のディスパッチャー・烏丸孫三郎を正名僕蔵さん、ガサツな元ギャルのCA・有栖川民代を木崎ゆりあさん、天然チーフパーサー・十文字美冴を片岡京子さん、四宮を兄のように慕う若手整備士・道端寛太を鈴鹿央士さんがそれぞれ演じる。

 ドラマは11月2日スタートで、毎週土曜午後11時15分放送。

 ◇田中圭さんのコメント(以下原文のまま)

 “ついに始まるなー”という感じです! 今回、新しく戸次さんと雄大が入ってきてくれたことは、素直にうれしいです。“鋼太郎さんがめちゃくちゃやる”特殊なおっさんずラブの現場を、早く体感して、早く慣れていただければいいなぁって思います(笑い)。ぜひ、お二人には好き勝手やってほしいです!

 僕自身は実はまだ迷っていて……。というのも“春田”というキャラクターは印象が結構強いので、前と同じことをやってもつまらないと思いつつ、わざと変えるっていうのも違うよなって思っていてます。でも、設定も違えば相手も違うので、同じことをやろうとしても自然と変わるだろうとは思っていますが……きっとクランクイン当日もまだ悩んでいると思います(笑い)。

 今は、新しいプロジェクトとして始まるこの作品を、少しずつ少しずつ自分の体の中に入れていってる段階ですが、衣装合わせで雄大と戸次さんに会ってみたら、自分でもびっくりするくらい、不安がなさ過ぎて! あぁこれは大丈夫だと思いました。もう鋼太郎さんが機長の格好をして歩いているのを見ただけで、なんか……爆笑しちゃいました(笑い)。

 前作とキャストが替わって寂しいという気持ちも、正直なくはないんです。でも、in the skyはまったく別のものなので、なんなら“キャストが替わった”っていう感覚も、僕にはなくて。僕らキャストがうんぬんというよりも、スタッフが優秀なチームなので、このメンバーで同じようにこの作品を作れたら新しい「おっさんずラブ」として、また何かが起きるんじゃないかなって思っています。本当に楽しみしかないです!

 “人を想うこと”というのが、「おっさんずラブ」の一番のテーマだと思う。鋼太郎さん、雄大、戸次さんと一緒にお芝居をしていく中で、その“想うこと”が、今回はどういう形になるのか、とても楽しみです。

 ◇吉田鋼太郎さんのコメント

 「おっさんずラブ」は、見ていただいている方からたくさん評価をいただいている、喜んでいただいている作品なので、“もっと面白いものにしなきゃならない”って気負いはあるんですけれども……、圭と共に、とにかく“おっさんずラブ魂”で肩の力を抜いて楽しくやろうよ、と言っています。僕らは本当に演じながら楽しんでいるところがあって、それが皆さまに伝わっているという部分もあると思うんです。だから、僕と圭が楽しんでいるのを、千葉くんと戸次にも感染させて、もっともっと大きな楽しい塊にして、皆さまに見ていただきたいなと思います。ちなみに戸次とは付き合いが長くて、共演もいっぱいしているので、彼は僕のアドリブにも怯(おび)えていないと思います(笑い)。

 今回はこれまでの中でも一番ガラッとシチュエーションが変わりますし、共演者もガラッと替わるということが、とても新鮮であり、楽しみであり、ちょっと悲しい(笑い)。なにせとてもチームワークのいいメンバーだったので……。でも今回のおっさんずラブは、同じ人たちが別の世界に住んでいるというか……パラレルワールドっていうのかな。早く新しい世界に飛び込んで、浸ってみたいなとワクワクしています。

 僕としての目標は、前作にも増して真剣に春田を愛すること、それ一本でやっていこうと思っています。春田への愛の深さを増したいと思います。とはいえ、もはや僕としてはフラれているほうが快感なんですよね(笑い)。武蔵の愛が成就する……ことはないような気が、僕としてはするんですが(笑い)。

 今回は、舞台が地上から空になるので、とてもスケールが大きくなるんだろうなと思っています。一世を風靡(ふうび)した風間杜夫さんに負けないように……。教官を超える飛行機モノのドラマにしたいです(笑い)。

 ◇千葉雄大さんのコメント

 「おっさんずラブ」に出させていただくことを本当にうれしく思っています。でも、“アドリブがすごい”とか“笑いが止まらない”って書いてあるネットニュースを読み過ぎて……、実はアドリブに不慣れなので、頑張らないといけないなって思ってます(笑い)。自然に出てきたものを楽しんでいこうと思っています。  

 最初お話をいただいたときに、プロデューサーさんとお会いして、僕の性格などについてもかなりお話ししたんですが、台本を見たら、それが反映されている部分があったんです。人付き合いが苦手なところとか、一途というか一生懸命なところが、これからどういうふうになっていくのかは自分でも楽しみではあります。でもどうやら“誰とでもキスする”キャラクターのようですが……(笑い)、気持ちの面で、誰にどう僕が演じる成瀬のベクトルが向いていくのかを楽しみにしていただきたいなと思います。皆さんすごく優しく迎えてくださったし、プレッシャーを感じていてはダメかなと思うので、楽しんでいこうと思います!

 ◇戸次重幸さんのコメント

 最初お話をいただいたときは“私でよろしいんでしょうか?”という感じでした。こんなに話題になっている作品のシーズン2なのに、私でいいのかなという申し訳ない気持ちのほうが大きかったです。おっさんであることしか自信をもってこの作品に臨めるところがないです(笑い)。混じりっけのない、今年46歳の立派なおっさんなので、そこだけは自信があるんですけど(笑い)。あと、とてもアドリブが多い現場だということを知ったので……プレッシャーです! 鋼太郎さん発信ということで、なおプレッシャーです(笑い)! でも、ただ気負っていてもいい作品にはならないと思いますので、頑張ります。

 僕、実はあまり恋愛モノに出演したことがなく、もちろん相手がおっさんというのも初めてですが……鋼太郎さんに負けず、千葉くんにも負けず、僕もおっさんを愛し抜きたいと思います!

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