死役所:TOKIO松岡昌宏主演ドラマに余貴美子 ゲストに織山尚大、酒井若菜、三浦貴大ら

連続ドラマ「死役所」にシン宮役で出演する女優の余貴美子さん(C)「死役所」製作委員会
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連続ドラマ「死役所」にシン宮役で出演する女優の余貴美子さん(C)「死役所」製作委員会

 女優の余貴美子さんが、人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さん主演で、10月16日スタートの連続ドラマ「死役所」(テレビ東京系、水曜深夜0時12分)に出演することが3日、分かった。余さんは、原作者のあずみきしさんが「もともと余貴美子さんをイメージして作ったキャラクター」という死産課の職員・シン宮役を担当する。

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 また、第1~4話のゲストとして、ジャニーズJr.の人気グループ「少年忍者」の織山尚大さん、酒井若菜さん、野間口徹さん、三浦貴大さん、豊嶋花さんが出演することも発表された。

 ドラマは、あずみきしさんの同名マンガ(新潮社)が原作。あの世の市役所ならぬ「シ役所」を舞台に、シ役所「総合案内」で働く職員・シ村(松岡さん)が、次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃(いんぎん)無礼な態度で対応する姿を描くエンターテインメント作品。

 余さんが演じるシン宮は、おおらかで、いい男に絡むのが好きな一方、女性職員には冷たく、シ役所職員の過去も知っている油断ならない死産課の職員。男性職員を見つけると甘い声を出し、グイグイと寄ってくる“お色気タイプ”の女性だという。

 また、ゲストの織山さんは、第1話「自殺ですね?」に出演。織山さんは、義理の父との関係性に悩み、また学校でのいじめの末に自殺をしたことでシ役所に現れる鹿野太一を演じる。

 酒井さんと野間口さんは、第2話「母」に出演。酒井さんは、不妊治療に励み、やっと赤ちゃんを宿したが、赤ちゃんと共に自身も生命の危機に。それでも前向きに進もうとする女性・荻野泉水役を担当。野間口さんは、泉水を懸命に支える夫・荻野貴宏を演じる。

 三浦さんは、第3話「人を殺す理由」に出演。父親から引き継いだ定食屋を夫婦二人三脚で守っていたが、とある因縁の男に殺され、納得できないままシ役所に来ることとなる坂浦眞澄役を務める。

 豊嶋さんは、第4話「初デート」に出演。夢のようなデートの途中で不慮の事故により亡くなってしまい、「好きな人の前ではきれいなままの姿で」という女性ならではの繊細な感情をのぞかせる伊達夏加を演じる。

 余さんらのコメントは以下の通り。

 ◇余貴美子さん

 死役所に来られるお客様は全員仏様! その中で私は、死産課の化粧バッチリで男性職員に絡むのが好きなシン宮! 早速原作を全巻購読しましたが、早く続きが読みたいと思うぐらい引き込まれています。

 撮影現場では、血だらけの若者、天寿を全うされたおじいさんおばあさんなど、さまざまな理由で亡くなられた方々が死役所を訪れるため大勢の出演者がいます。そんな死者に囲まれた非日常の空間の中で、ついつい自分の死に方を考えてしまう半面、シン宮を演じる中で成仏できる生き方をしたいと感慨深いものもあります。

 登場人物のエピソードや亡くなってもなお自分の人生に悩む職員たちの姿、実に深く心にしみるドラマですのでぜひご覧ください。

 ◇織山尚大さん

 不思議な世界に入り込んでしまった感じで、「人との温かい交わりが亡くなった後にあぶり出される」という今までになかった作品のような気がします。いろんなことに初めて挑戦し、名だたる役者の皆さんに囲まれて、本当に勉強になる時間でした。まだまだ皆さんに追いつけないなと、自分が小さく思えて悔しさも感じました。

 そんな中、松岡君から空き時間に昔の光GENJIさんや忍者さんの話を聞かせてもらい……松岡くんは僕のことをすごく気にかけてくれつつ、現場全体への気配りを忘れない。「こういう先輩になりたいな!」と新たな目標になりました。役の太一君になりきって頑張りましたので、ぜひご覧ください。

 ◇酒井若菜さん

 ツラい不妊治療を乗り越えた先に訪れる我が子の死。そんな、あまりにもヘビーな経験をした母親を演じました。この母親が感じた痛みを、40分1話の中に凝縮させることへの難しさを痛感しました。

 クランクアップ時、旦那役の野間口徹さんと目を合わせ、同時に漏れた言葉は「ツラかった」。ただひたすらにツラかったです。大切な人を亡くした経験のある方がこのドラマをご覧になった時、「死役所」という場所を想像し、ほんの少しでもその想像力が心を軽くするきっかけになればいいな、と願うばかりです

 ◇野間口徹さん

 台本をいただき「きっと悪い方の役だろうな」と思って読み始めたのですが、まさかの真逆の役で。ストーリーも「死役所」の中では珍しい部類のもので。自分の身近な出来事を重ねながら演じました。きっと、心に響く作品になっていると思います。

 ◇三浦貴大さん

 原作が好きで、ずっと前から読んでいました。その中にある話をできるというのがうれしくて、とにかく楽しみです。僕が演じた坂浦のような「感情をむき出しにする役」ということで、たまにこういう役があると楽しいですね。内面的に抱えている役ばかりだと精神的に疲れますから(笑い)。

 松岡さんとの共演は初めてですが、現場では気さくに話しかけてくださり、空気作りのうまい、すごく頼りがいのある方だなと思いました。タイトル的にただ怖い話なのかなと思いがちですが、人間の死を通して生きる意味や希望を描いている作品なので、ぜひフラットに見ていただき、その先の希望を見出していただければと思います。

 ◇豊嶋花さん

 「死役所」は夢中で一気に読んだ大好きなマンガです。オーディションに受かった時と「家政夫のミタゾノ」で共演させていただいた松岡さんが覚えていてくださったことがダブルでうれしかったです!

 夏加はデート中の事故で亡くなってしまい、ドラマの中でも特に痛々しい姿になる子です。一日一日を大切に後悔のない人生を送りたいと考えさせられるドラマだと思います。ぜひ皆さんに見ていただきたいです!

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