海宝直人:“ミュージカル愛”たっぷり WOWOWで人気ミュージカル俳優のソロコンサート放送

海宝直人さんのソロコンサート「海宝直人 CONCERT 2019『I hope.』」の模様(C)岩村美佳
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海宝直人さんのソロコンサート「海宝直人 CONCERT 2019『I hope.』」の模様(C)岩村美佳

 ミュージカル俳優の海宝直人さんが、8月11日に「Bunkamuraオーチャードホール」(東京都渋谷区)で開催したソロコンサート「海宝直人 CONCERT 2019『I hope.』」の模様が、10月30日にWOWOWで初放送される。放送を前に同公演のリポートが公開された。

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 ミュージカルの名曲の数々がマッシュアップされた華麗なオーバーチュアに続き、「That’s Entertainment」(『バンド・ワゴン』)で海宝さんが登場。歌声を響かせながら、タップダンスを踊るというサプライズからステージはスタートした。

 今回のコンサートのテーマは、「ミュージカル・ヒストリー」。海宝さんは、昨年のオーチャードホールでのコンサートの経験から、「このホールにはクラシックな響きが似合う」と思い、このテーマをセレクトしたと話す。選曲もトーク部分の構成台本も、すべて海宝さん自身が行っており、“ミュージカル愛”が詰まったコンサートとなった。

 海宝さん自身が「大好きな作品」という「ウィキッド」から「自由を求めて(Defying Gravity)」を披露。本来は女性が演じるエルファバ役のナンバーが聴けるのも、コンサートならではの楽しみだ。自由を求めるエルファバの激しさと、海宝さんのパワフルな歌声が重なり合って、ステージに壮大なドラマが生み出され、客席からはショーストップとなるほどの大拍手が巻き起こった。

 また、海宝さんが主演した「アラジン」から、「自慢の息子(Proud of Your Boy)」を披露。伸びやかな響きも印象的だ。「ミー&マイガール」の「街灯の下で(Leaning on a Lamppost)」の闊達(かったつ)なロマンチックさ、「道化をよこして(Send in the Clowns)」(『リトル・ナイト・ミュージック』)での哀愁と、一曲ごとに色彩豊かな歌声でさまざまな表情を見せた。

 サービス精神あふれる海宝さんは、オープニングのタップダンス以外にもサプライズを仕掛ける。“チャレンジ企画”と称して、「Vienna」(ドラマ『SMASH』)のピアノ弾き語りに挑戦。終わった後には、「どれだけ緊張するか!」と笑顔を見せる場面もあった。楽曲の合間に語るトークでは、作品の意外なエピソードや、ミュージカル界の変遷などが語られた。

 番組「海宝直人 CONCERT 2019『I hope.』」は、10月30日午後9時からWOWOWライブで放送。

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