NHK・BSプレミアムで再放送中の1983年度の連続テレビ小説(朝ドラ)「おしん」を題材とした番組「“朝ドラ”同窓会 おしん」が11月2日に放送される。日本だけではなく、世界各国でブームを巻き起こした名作ドラマは、いかにして誕生したのか? 当時の出演者がスタジオに集まり、数々の名場面を振り返りながら、今だから話せる撮影秘話も登場する。
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「おしん」は31作目の朝ドラで、NHKテレビ放送開始30周年作品として、第14作「鳩子の海」(1974年度)以来の1年間放送となった。期間平均視聴率52.6%、番組最高視聴率62.9%(共にビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、日本のテレビドラマ史上、最も高い数字をマーク。さらに世界73カ国・地域でも放送され、「おしんドローム」という流行語も生まれるほどのブームになった。
番組収録は10月15日の午後に行われた。主人公・おしんの少女時代を演じた小林綾子さん、父・作造役の伊東四朗さん、母・ふじ役の泉ピン子さん、夫・竜三役の並樹史朗さんに加え、東てる美さんや大橋吾郎さんも参加。
500人の応募の中から、5回の審査を経ておしん役に選ばれた小林さんは当時、小学4年生。撮影の間中、風邪を引いていて、病状が悪化しないよう、ほとんど髪を洗えず「臭かった」ということや、小林さんを抱きしめる泉さんが「一番被害を受けた」などといった裏話も明かされる。
また、泉さんは、晩年のシーンを演じるとき、橋田壽賀子さんに「歯を抜こうか」と相談したことや、撮影が終わった時には、「この仕事をやめようと思った」という秘話も語られる。番組はNHK・BSプレミアムで午後10時半~同11時半に放送される。
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