茅野愛衣：秩父舞台の「空青」に「ウルウル」と感動　「あの花」の「じんたんたちがここで生きている」

　人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。（あの花）」「心が叫びたがってるんだ。（ここさけ）」などで知られる長井龍雪監督の新作劇場版アニメ「空の青さを知る人よ（空青）」の公開記念イベントが11月2日、東京都内で開催され、「あの花」でめんまの声優を務めた茅野愛衣さんが登場した。茅野さんは「あの花」と同じく埼玉・秩父が舞台の「空青」を見て「このライブハウスに（あの花の）じんたんやゆきあつが来たのかな。ぽっぽ、あなる、つるこがこのお店に来たのかなと……。みんながここで生きていると思うと、当時を思いだして、ウルウルしました」と語った。

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　「あの花」「ここさけ」「空青」は、どれも埼玉・秩父を舞台とした“秩父3部作”で、この日のイベントでは「あの花」のめんまの声優を務めた茅野さん、「ここさけ」の坂上拓実役の内山昂輝さん、「空青」の相生あおい役の若山詩音さんという各作品のメインキャストが集結。長井監督、キャラクターデザイン、総作画監督を務めた田中将賀さんも登場した。

　茅野さんは、最後に「めんま役の茅野愛衣です」とあいさつし、「（『あの花』のイベントで）『10年後にまた会おうね』と言ってから、その後も何回もこのあいさつをしてきました。『あの花』の10周年が目前みたいな感じになっていることに驚きもあったりします。めんまとして、しかも秩父3部作のキャストそろい踏みで、ステージに立つことができて、とてもうれしいです。今後とも超平和バスターズをよろしくお願いします」と呼びかけた。

　「空青」は、「あの花」「ここさけ」と同じく、長井さんが監督、岡田麿里さんが脚本、田中さんがキャラクターデザイン、総作画監督を担当し、クリエーターチーム「超平和バスターズ」が再集結した作品。

　山に囲まれた町で2人で暮らす17歳の高校2年生・相生あおいと姉・あかねの前に、突然、あかねのかつての恋人で13年前の過去からやって来た18歳の“しんの”こと金室慎之介が現れる……という展開。過去と現在をつなぐ“二度目の初恋”が描かれる。吉沢亮さんが金室慎之介と18歳の“しんの”の二役の声優を務め、吉岡里帆さん、松平健さんも声優として出演する。