濱津隆之:“カメ止めの監督”が地上波連ドラ主演に大抜てき テレ東グルメドラマ「絶メシロード」

連続ドラマ「絶メシロード」のメインビジュアル(C)「絶メシ Road」製作委員会
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連続ドラマ「絶メシロード」のメインビジュアル(C)「絶メシ Road」製作委員会

 インディーズ作品として異例の大ヒットを記録した映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)で、監督の日暮隆之を演じた俳優の濱津隆之さんが、来年1月スタートのテレビ東京の連続ドラマ「絶メシロード」の主演に抜てきされたことが11月19日、分かった。濱津さんが地上波の連続ドラマで主演を務めるのは初めて。ドラマには絶滅してしまいそうな絶品メシ“絶メシ”が多数登場し、濱津さん扮(ふん)する主人公の須田民生が車中泊をしながら“絶メシ”に出会うまでの週末1泊2日の“小さな大冒険”を描く。

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 濱津さんのほか、酒井若菜さん、山本耕史さん、長村航希さん、野間口徹さん、同局で放送中のバラエティー番組「青春高校3年C組」に出演する西村瑠香さんも出演。酒井さんは民生の妻・須田佳苗、山本さんは民生が旅先で出会うベテラン車中泊マスター・鏑木勉を演じる。ローカルグルメサイト「絶メシリスト」が原案で、主題歌はミュージシャン・澤部渡さんのソロプロジェクト「スカート」の新曲「標識の影・鉄塔の影」。

 ドラマのメインビジュアルと番組予告動画も公開された。1月24日から毎週金曜深夜0時52分放送。

 ◇濱津隆之さんのコメント

 お店の雰囲気、店主の人柄、出てくるご飯、どの店も全てがことごとく最高でした。そして何より、つくづく店主の人柄だなあと思いました。お店の雰囲気も、おいしいご飯も、そこに通う常連さんたちも。しがない中年サラリーマンが主人公ですが、主役は毎回出てくるそんな味わいまみれのお店たちです。趣味も欲もない自分が、うっかりやってみたくなってしまいました。週末出かけられないそこの皆さん、いかがでしょう。見てくれた人たちの何かしらが少しでもふわっと和らいだらいいなあと思います。

 ◇酒井若菜さんのコメント

 濱津さんの愛くるしさに癒やされ続けた撮影でした。このドラマを通し、食というものは体だけでなく心の栄養にもなるのだとつくづく感じました。優しい主演と、優しいスタッフと、優しい脚本。優しい人たちが作る優しいドラマを、日々の生活に疲れてしまったかもしれない優しい皆さまへお届けできることがとてもうれしいです。

 ◇山本耕史さんのコメント

 絶メシ……、その言葉の意味を知った時、ただの人ごとではない気がした。新しいモノが次から次へと目まぐるしく入れ替わる世の中。そんな世の中を横目にしぶとく食らいついていくその姿。その姿は、僕ら俳優も何となく気付いていて、それでいて理想のゴールの姿であるのかもしれない。もし仮に……、もし仮に絶滅したとしても誰かに惜しまれゆく存在である、ということ。最後は成りたいものだ。僕らも絶メシに……。

 ◇寺原洋平プロデューサーのコメント

 濱津さん演じる真面目で気の優しい主人公の民生が密に楽しむ金曜深夜から土曜の夕方までの1泊2日小さな大冒険。ちゃんとした仕事も家庭もあるのに、少しだけ一人になりたいと感じている多くの中年サラリーマンの方にドラマを見ていただくことで、共感してもらい、自分もやってみたいと思ってもらえたらうれしいです。限られた時間内で車中泊と絶メシ食堂を堪能する民生の冒険は家庭にも家計にも優しいありそうでなかったライフスタイルになっており、きっと男の小さなロマンをくすぐるはずです。仕事が終わった金曜深夜、ハリウッドとはほど遠い、日本のサラリーマンサイズのワイルドじゃないロードムービー的ドラマをぜひお楽しみください!

 ◇博報堂ケトルの畑中翔太さんのコメント

 “絶やしたくない絶品グルメ”「絶メシ」は、時代の流れととも次々となくなってしまっている、町の古い個人飲食店にもう一度光を当てる地域創生プロジェクトとして、2年前に群馬県高崎市からスタートしました。現在ではほかの都道府県にも絶メシが展開されている中、この取り組みをより全国に広げたいという思いから、今回テレビ東京さんとタッグを組み、念願のテレビドラマ化が決定しました。今回ドラマのために全国にある絶メシをリサーチし、全12話毎回異なるエリアの“絶メシ店”が登場します。ストーリーも実際の店主さんたちの取材をもとに構成しており、味わい深いお店のエピソードもドラマの魅力の一つです。このドラマを見た方々が、民生さんのように車中泊をしたり、知らない町のお店に行ったりしてくれる、そんな「地域創生ドラマ」になれることを期待しています。

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