清野菜名:「アメコミヒーローのようにダイナミック」 新ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」で“動物的アクション”

連続ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」に出演する清野菜名さん=読売テレビ提供
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連続ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」に出演する清野菜名さん=読売テレビ提供

 2020年1月期放送の連続ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)で、俳優の横浜流星さんとダブル主演する女優の清野菜名さん。かつては“天才美少女棋士”と騒がれたが、10年前のある事件をきっかけにネガティブで弱気な性格になってしまった囲碁棋士の川田レンと、そのもう一つの顔である、世の中のグレーゾーンにシロクロつける謎の存在“ミスパンダ”を演じる。二つの異なる人格を持つ挑戦的な役柄を演じ、アクションも披露するという清野さんに話を聞いた。

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 ドラマは、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダことレンと、レンを操る”飼育員さん”こと森島直輝(横浜さん)の“最凶バディー”が、Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗さん)から依頼を受け、世の中のグレーな事件に白黒をつけるオリジナル作品。清野さんは脚本を読んだ感想を「最初に読んだ時、私は二役を演じるので複雑に感じる部分があって、どうしたら見ている方に伝わりやすくなるかなと思いました」と話す。

 初共演の横浜さんの印象について「この作品が決まって、横浜さんのことを知っている方々から『すごくいい子だよ』と聞いていたんです」と明かし、「いつも共演者の方と会う前は緊張してドキドキするんですけど、今回は横浜さんとお会いするのが楽しみでした。会ってみたら、皆さんがおっしゃっていた通り、優しくて、自分の飼育員さんになってくれる方なんだなと本当に思いました」と笑顔を見せる。

 二面性のある役柄を演じるが、「レンとミスパンダはまったく違うキャラクターにしたくて、差を出すように気を付けています。レンはおとなしい女の子で、繊細な部分をどう表現するかが私の課題です。ミスパンダは自由奔放で明るいキャラクターなので、明るさを最大限に出して演じています」という。

 映画「TOKYO TRIBE」(2014年)、「東京無国籍少女」(2015年)など数々の作品でアクションを披露し、抜群の運動能力を見せてきた清野さん。本作でもアクションシーンがあるそうで、「今回は動物的なアクションで、自分に合っていると思いますし、型にはまらず動きたいと思っています。今までにやったことのない技に挑戦したり、ダイナミックなアクロバットもできたらいいですね」と力を込める。

 本作で演じるミスパンダについて「手段を選ばないキャラクターなので、『本当に正義なの?』と思われるような場面もあります」といい、「自分の思い描いていたヒーローとはちょっと違うのですが、派手さがあってカッコ良さを兼ね備えているパンダです(笑い)。私としてはアメコミのヒーローのように、ダイナミックなイメージで演じています。やっていてすごく楽しいですし、新しい自分を発見できた気がします」とにっこり。

 ドラマは、清野さんも出演して話題になった2018年10月期の連続ドラマ「今日から俺は!!」と同枠で放送されるが「またこの場に帰ってこられたのがうれしいです。まったく違った自分を同じ枠でお見せできたらいいなと思います」。

 「私は毎回、今までにないものを作りたいと思って作品に挑んでいます。今回も、今までにない面白いドラマになるようにスタッフ・キャストの皆さんと力を合わせて作っていきたいと思います。アクションも激しく、画面から飛び出すぐらいの勢いでやっていくので(笑い)、ぜひ楽しみにしていただきたいです」とアピールしていた。

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