薬屋のひとりごと
第36話 華瑞月
3月28日(金)放送分
歌舞伎俳優の市川染五郎さんが、劇場版アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」(イシグロキョウヘイ監督、2020年5月15日公開)の主人公チェリー役で声優に初挑戦することが12月23日、明らかになった。また、女優の杉咲花さんが、ヒロインのスマイルの声優を務めることも発表された。ティザービジュアルも公開された。
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染五郎さんが演じるチェリーは、コミュニケーションが苦手で、人から話しかけられないようにいつもヘッドホンを着用している。口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せる“俳句少年”だ。染五郎さんは「(チェリーが)声が小さいことを指摘されるシーンは僕自身と重なって見えました。本格的な声優のお仕事は初めてですが、チェリーとの共通点を大切にしながら、自分の声でチェリーに命を吹き込むことができるよう、一体になれるよう、精いっぱい務めたいと思います」とコメントを寄せている。
杉咲さんが演じるスマイルは、人気の動画投稿者だが、矯正中の大きな前歯を隠すため、いつもマスクをしている少女。杉咲さんは「チェリーとスマイル、2人の姿に何度も胸をきゅっとさせられました。私が声を担当させていただくスマイルは前歯が出ていることを気にしていて、なんだか共感できる部分がありました(笑い)。けれどそんなコンプレックスを抱えながらも、どんなときも明るくしゃんと立っているスマイルに勇気をもらいました。チェリーの中でどんどん言葉が湧き上がるように、スマイルが心の底からにこりと笑うように、自分の中でしゅわしゅわと湧き上がる感情を大切に、頑張ります」と語っている。
「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、アニメ関連の映像や音楽を制作するレーベル「フライングドッグ」の設立10周年を記念した劇場版オリジナルアニメ。「四月は君の嘘」などのイシグロさんが監督を務め、「ひるね姫~知らないワタシの物語~」などのシグナル・エムディとCG制作会社のサブリメイションが製作する。
人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すためにいつもマスクをつけている少女が出会い、言葉と音楽で距離を縮めていく様子が描かれる。
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