黒島結菜:「スカーレット」の三津とは真逆の性格 “人見知りタイプ”で収録初日は「居場所探し」

NHK連続テレビ小説「スカーレット」に松永三津役で出演している黒島結菜さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「スカーレット」に松永三津役で出演している黒島結菜さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」(総合、月~土曜午前8時ほか)に、松永三津役で出演している黒島結菜さん。三津は、ヒロインの喜美子(戸田さん)が結婚の後にかまえた陶芸の工房に弟子入りする若い女性で、東京の美術大学出身という設定だ。そんな三津はものおじしない真っすぐな性格で、黒島さんのはつらつとした表情も魅力になっている。その一方で、撮影の最初は「すごく緊張しました」といい、「三津は初対面でものおじしない性格ですが、私は真逆で人見知りタイプで、 収録初日は居場所から探していました」と振り返る黒島さんに、役どころやドラマの印象を語ってもらった。

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 ◇三津は「すごく魅力的な子」 物語ではこの先、自分の気持ちを…

 黒島さんは1月8日放送の第81回に初登場。「スカーレット」の制作統括・内田ゆきさんが以前に手がけた連続ドラマ「アシガール」で主演を務めたこともあり、「チーフプロデューサーの内田さんとは以前、『アシガール』というドラマでお仕事したご縁もあり、また一緒に仕事ができて楽しみだなと思いました。そしてうれしさ半面、緊張も。しっかり期待に応えたいと思いました」と思いを明かす。

 劇中では大阪出身ではない三津が、喜美子の夫・八郎(松下洸平さん)の前で、「下手な大阪ことば」をしゃべるシーンもあるが、現場では「私は以前、別の作品で経験したおかげで、(大阪ことばを)うまく話せてしまって。演出の方に『うますぎるからもっと下手にしてね』と言われてしまいました」といったことも。

 演じる三津は美大卒業後、全国の焼き物の産地を訪ね歩いてきて、「かわはら工房」に弟子として居着くが、彼女の存在は川原家に波乱を巻き起こすことに……。

 黒島さんは三津について、「真っすぐな性格で、1人で旅をして、いろいろな人に出会って、感化されて、弟子入りしようとしては断られて、それでも諦めない強さがあります。その一方で女の子らしい一面もあり、すごく魅力的な子だなと思います」といった印象を抱いている。

 また「いろいろな面があるキャラクターなので、バランスを考えながら演じています」と話していて、「同じシーンの中でも、ここは自信を持ってアピールするところ、ここは必死でお願いをするところ、ここはちょっとふざけてみるところ……と、三津の感情豊かな様子を見ていただきたいです」とアピール。さらには「物語ではこの先、三津は自分の気持ちを優先してしまいます。喜美子さんと八郎さんの関係を見ながら、三津がどうなっていくのか、私自身も楽しみです」と声を弾ませる。

 ◇三津が「すごく好かれるか、すごく嫌われちゃうか」と心配も

 喜美子役の戸田さんとは「以前共演したことがあり、久しぶりにお会いした」といい、「変わらず一生懸命な方で、現場の中心にいて、かっこいいなと思います。喜美子が、集中して作陶する姿は、戸田さんとリンクして、本当にグッと入り込んでいるので、かっこいいです」と尊敬のまなざしを送る。

 八郎役の松下さんは「すごく穏やかな方」との印象で、「役で分からないところについても、『こうしたら三津らしさが出ると思う』などとアドバイスをいただいて、頼れる方だなと思いました。お芝居をしていない普段から、八郎さんという印象です」と語った。

 最後に「三津という役は人によってすごく好かれるか、すごく嫌われちゃうか、分かれるんじゃないかと思います」と心配しつつ、「ただ私から見た三津は素直で、一生懸命な女の子なので、そのあたりが視聴者の皆さんに伝わって、『ああ、三津って可愛いじゃん』と思ってもらえるように頑張ります」と改めて意気込んでいた。

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