松岡修造:全豪オープンテニスの見どころ語る トップ3のさらなる進化、大坂なおみ選手連覇の可能性は?

松岡修造さん
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松岡修造さん

 プロテニスの2020シーズン最初のグランドスラム(四大大会)「全豪オープンテニス」が1月20日、豪メルボルンで開催する。大会を前に日本テニス協会強化副本部長で、WOWOWテニス解説者の松岡修造さんが、全豪オープンの見どころや、連覇のかかる大坂なおみ選手などについて語った。

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 東京五輪も控える過酷な今シーズン。男子シングルスには、ノバク・ジョコビッチ選手、ラファエル・ナダル選手、ロジャー・フェデラー選手の“トップ3”が出場。日本勢では錦織圭選手が欠場するが、西岡良仁選手と内山靖崇選手がチャンスを狙う。また女子シングルスでは、日本人で初めて世界ランキング1位になった大坂選手が、連覇を目指している。さらに、車いすテニスでは、世界ランキング2位の国枝慎吾選手と同ランキング2位の上地結衣選手の活躍にも期待できる。

 松岡さんは、男子シングルスについて「次の世代の選手たちがどこまでいくのか。世界的な期待は、『トップ3にはいてほしいけど、次世代選手たちにも期待したい』だと思います」と切り出し、「ただ、僕が断言できるのは、この3人は進化しているんですね。守りのテニスから攻撃的なテニスになっているし、フェデラー選手はより体力が増していっている気がします。彼らが生き残っていくための技が、テニスの新しいものとして見ていくと楽しいかもしれませんね」と見どころを語る。

 女子シングルスでは、「日本人だと大坂なおみ選手ですよね。大坂選手が2連覇できるかというところを世界が見ていると思います。世界一になった選手は、そこから崩れていくことがありましたが、僕は彼女は世界一になれる、第二のセリーナ(・ウィリアムズ選手)になれると思っています」とコメント。「ここで勝つことで、再び第二のセリーナにチャレンジできるのか、今大会で一番注目しています」と話す。

 また、けがで欠場する錦織圭選手については、昨年を振り返り「安定感という意味で頑張ったと思います。去年は、肩と肘のつらさを持っているなかで、全仏後は自分のプレーができず、我慢していたように見受けられたなかで結果を残せたことは大きかったと思います」とコメント。「まずはけがをしっかり治してほしい。復帰後はきっと、フレッシュないいテニスができて、錦織選手が持っている実力のテニスができれば勝てる。早く戻ってきてほしいですね」とエールを送っていた。

 また松岡さんは、パラリンピックなどで注目を集める車いすテニスについても言及。車いすテニスの魅力について「テニスを見ているより、感じることが多いと思います。選手のストーリーを踏まえて、勝ち負けじゃないものも見れますよね」と熱弁していた。

 「全豪オープンテニス」は1月20日~2月2日、WOWOWプライムとWOWOWライブで連日生放送。第1・2日は無料放送。

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