俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第5回「伊平次を探せ」が2月16日に放送される。同回では、1月19日放送の第1回「光秀、西へ」以来、松永久秀役の吉田鋼太郎さんが再登場し、存在感を放つ。
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「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若い頃、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長の盟友となり、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。
第5回「伊平次を探せ」では、斎藤道三(本木雅弘さん)の命を受けた光秀(長谷川さん)は、鉄砲の作り方に加え、なぜ将軍家が鉄砲を大量に必要としているのか探るべく、再び京へ向かう。腕利きの鉄砲鍛冶・伊平次(玉置玲央さん)を探しやってきた本能寺で光秀は、将軍の足利義輝(向井理さん)の護衛でやってきた三淵藤英(谷原章介さん)と再会。その後、光秀は三淵に連れられ、松永久秀(吉田さん)の元へ向かうが……。
最初は久秀も三淵の訪問を笑顔で歓迎するが、やがて2人は鉄砲をめぐってにらみ合う形に。分かりやすく刀を抜いたりはしないものの、久秀と三淵が視線と言葉で火花を散らすシーンは、第1回「光秀、西へ」における「辻屋」でのやりとりの続きを見ているようで、迫力は十分だ。
その一方で、分かりやすく刀を抜いて、光秀に斬りかかろうとするのが細川藤孝役の眞島秀和さん。眼光鋭く、血気盛んで、登場から見事な太刀さばきを披露する。さらに同回では三好長慶役で山路和弘さんも初登場。山路さん、または眞島さんのイケオジ(イケてるオヤジ)ぶりにも注目だ。
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