エール:次期朝ドラ語りは声優・津田健次郎 「僕でいいんですか?」 ドラマPは“イケボ”に期待

2020年度前期の朝ドラ「エール」の語りを担当する津田健次郎さん=NHK提供
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2020年度前期の朝ドラ「エール」の語りを担当する津田健次郎さん=NHK提供

 俳優の窪田正孝さん主演で、3月30日にスタートする2020年度前期の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の語り(ナレーション)を、人気アニメ「遊☆戯☆王」の海馬瀬人役などで知られる声優の津田健次郎さんが担当することが2月20日、明らかになった。同日、ドラマの公式サイトで発表された。

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 津田さんは大阪府出身。1995年にテレビアニメ「H2」で声優デビュー。アニメや洋画の吹き替え、ナレーション、ラジオパーソナリティーとして活躍。近年は役者業以外にも映像監督、舞台演出なども手掛けている。

 津田さんは「小学生のころから見ていた『連続テレビ小説』の語りを務めることになるとは、まったくの想定外で驚きました。オファーをいただいたときは、『僕でいいんですか?』と戸惑いながらも、とてもうれしかったです。すてきな物語が繰り広げられており、台本を見るのが毎回楽しく、一視聴者の気持ちで台本を読ませていただいております。ナレーション的には、『エール』の世界観をさらに明るく楽しく、皆さまにお届けできるように頑張っています」とコメントを寄せている。

 制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「今回の『語り』は、客観的なことに加え心情も語り、時に登場人物に突っ込みを入れたり、時に嘆いたり、それも音楽がガンガン鳴っている中で、視聴者にも聞こえるように語らなくてはならない、一筋縄ではいかない『語り』となっています。津田健次郎さんは、落ち着いた声で聞き取りやすく、耳に心地よく、何より、うまい! 津田健次郎さんの“イケボイス”が、『エール』をさらに面白くナビゲートしてくれます。どうぞ、お楽しみに!」と呼びかけている。

 「エール」の主人公は、福島県の作曲家・古関裕而(ゆうじ)さんがモデル。古関さんは全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」、プロ野球・阪神タイガースの応援歌として知られる「六甲おろし」を手がけたことでも知られる。ドラマは昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家、裕一(窪田さん)とその妻、音(二階堂ふみさん)の物語となる。

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