日本テレビ:4月改編は徹底した「コアターゲット戦略」 「誰だって波瀾爆笑」終了で「ニノさん」30分拡大 「有吉の壁」がレギュラー化

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 日本テレビは3月6日、2020年4月期の改編を発表した。今回の改編率は全日帯(午前6時~深夜0時)5.8%、ゴールデン帯(午後7~10時)9.2%、プライム帯(午後7~11時)15.8%。同局は2019年1月から社内指標を世帯視聴率から個人視聴率に移行しており、「より多くの人に、より良い番組を見てもらう」という施策を進めてきた。今回の改編では「テレビを超えろ」という方針の中で、生活者が積極的に視聴したくなるコンテンツを目指し、徹底したコアターゲット戦略を基本とする。

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 チョコレートプラネットの「TT兄弟」を生み出すなど話題を呼んだ、有吉弘行さんがMCのバラエティー番組「有吉の壁」をレギュラー化し、毎週水曜午後7時に放送。次世代を担う若手お笑い芸人が登場し、番組発信の新スターや新キャラクターの登場を目指す。

 また、堀尾正明さん、溝端淳平さん、岡田結実さんがMCを務める日曜午前の「誰だって波瀾爆笑」が3月末で終了。2008年の番組開始から約11年半、前番組の「いつみても波瀾万丈」(1992年~)を含めると、約28年の歴史に幕を閉じる。後番組として、朝の情報番組「シューイチ」が放送枠を30分ローカル拡大。人気グループ「嵐」の二宮和也さんがMCを務める「ニノさん」も日曜午後から日曜午前に枠を移動し、放送時間を30分拡大する。

 人気バラエティー番組「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」を「秘密のケンミンSHOW 極」にリニューアル。タレントのみのもんたさんに代わり、お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さんが、久本雅美さんと共にMCを担当する。

 アニメは「ハクション大魔王」の新作「ハクション大魔王2020」を毎週土曜午後5時半に放送。「金曜口ードSHOW!」は、洋画、邦画のヒット作を地上波最速放送したり、親子視聴を目指して、複数週にわたって“お祭”を展開する。

 田中宏史編成部長は「2020年4月改編では、地上波タイムテーブルの『新化』と『深化』と、テレビを『オフからオン』にしていただける、積極視聴コンテンツの編成をテーマに改編を決定いたしました。大きな点としましては、水曜の19時枠で、定期的に特番で放送してまいりました『有吉の壁』を編成いたします。平日の19時台という時間帯ではございますが、あえて純度100%の“お笑い”番組の編成にチャレンジします。親子でテレビで見ていただくことに加え、配信でも楽しんでいただける内容を考えております。ぜひよろしくお願いいたします」と話している。

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